2017年4月5日更新 9,109view

『ルパン三世 vs 名探偵コナン』の裏話。そこにはかなりの苦労があった?

心優しい世紀の大怪盗ルパン三世と、明晰な頭脳で難事件を解決する名探偵、江戸川コナン。漫画、アニメで大人気の二大キャラクターが夢の共演を果たした『ルパン三世VS名探偵コナン』。その製作の裏話をまとめました。

大人気の二大タイトルがコラボ!『ルパン三世VS名探偵コナン』

『ルパン三世VS名探偵コナン』は、まず2009年にテレビスペシャル版として放映。これが好評だったことから、2013年には続編となる劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』が公開されました。

共に長い間人気を保ち、多くのファンを持つタイトルだけに、双方の世界観を崩すことなく一つの作品として作り上げるには様々な苦労があったようです。その製作にまつわる裏話をまとめました。

コラボ作品ということは・・・原作者が二人!

ルパン三世 コナン

企画を進めて行くにあたってまずネックとなるのが、原作者との交渉。通常の作品であれば原作者は一人ですが、今回は『名探偵コナン』の青山剛昌氏、『ルパン三世』のモンキー・パンチ氏、二人の原作者と話をし、双方の了解をとる必要がありました。

しかし幸いにも、青山剛昌がモンキー・パンチ氏のファンだったため、基本的にはモンキー・パンチ氏がOKすれば大丈夫という状況になり、無事に企画を進めることができたそうです。

二つの世界観をフィフティフィフティで融合させる

ルパン三世 コナン

2つの作品の世界観が、同じくらいの割合で融合することが成功したテレビスペシャル版と劇場版。すでに制作段階で、今回の作品は「ルパンがコナンの世界にやってくる」「コナンがルパンを自分の世界に連れてくる」のようなシナリオではなく、お互いの存在や世界観がフィフティフィフティで融合するストーリーにしようという話になったそうです。

しかし、全く違う世界観でそれを実現するのはかなり困難。例えば「人がビルから落ちるシーン」があった場合、コナンの世界では人が死んでしまいますが、もしそれがルパンだった場合は絶対に死ぬことはありえません。

そう考えると、それが成功した本作がヒットしたことにうなずけますよね。

コナンはパスポートを持っていない!シナリオ作りの苦労

名探偵コナン

ルパンといえば世界を股にかけて活躍する怪盗。テレビスペシャル版『ルパン三世VS名探偵コナン』の舞台は、このルパンの世界観を活かし、とある架空の国が設定されました。しかし、そこへコナンを登場させるまでのストーリー作りには一苦労。

コナンは、高校生の工藤新一がかつて飲んだ毒薬の副作用によって小さな子供の姿になったもの。つまりパスポートを持っていないため、空港から旅客機でひとっ飛びという訳には行かず、シナリオ作りにはかなり知恵を絞ったとのことです。

作画でも、コラボ作品ならではの苦労が

コラボ作品なので、『名探偵コナン』のキャラクターと『ルパン三世』のキャラクターが同時に登場するシーンも多い本作品。このようなシーンでは、『名探偵コナン』と『ルパン三世』、双方の作画監督がそれぞれのキャラクターを描くという手法をとっています。このため、作業が煩雑になってしまいがちだったとのこと。

二人の大御所作曲家に協力を依頼

コナン ルパン

シナリオ、作画に加え、劇中の音楽も作品を構成する重要な要素。『名探偵コナン』は大野克夫氏、『ルパン三世』は大野雄二氏が、それぞれ元の作品の音楽を担当しています。双方とも数多くの代表作を持つ大御所作曲家、納得してもらうには苦労があったようです。

いずれも大御所で、コラボ作品だからといって「今回は半分だけで大丈夫です」とやってもらうわけにはいきません。諏訪さんによると、テレビスペシャルの時は過去の膨大なアーカイブを利用して、各作品の楽曲がだいたい同じぐらいの使用時間になるように使ったとのこと。しかし、映画だとそうはいかないため、音響監督の作った音楽ラインに合ったものを多少強引に割り振り、「こういった理由なのでこう作って下さい」と話をして納得してもらったのだそうです。
引用:gigazine.net

ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE

様々な苦労があったようですが、作品は大好評、テレビスペシャル版『ルパン三世VS名探偵コナン』は高視聴率を記録し、る劇場版『ルパン三世VS名探偵コナン THE MOVIE』は動員350万人突破という大ヒットとなりました。

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