2017年7月6日更新

ポール・ダノのギークな魅力!クセのある演技が話題の注目俳優

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ポール・ダノ
©Graham Whitby Boot

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ポール・ダノって誰?

クセのある役柄の演技に定評があるポール・ダノ

『リトル・ミス・サンシャイン』や、『ルーパー』などに出演し、そのナヨッとした外見とは裏腹に、高い演技力で話題になったポール・ダノ。1984年6月19日生まれの、現在は31才です。 ニューヨーク生まれのコネチカット育ちで、17才のときに『L.I.E』で映画デビューしました。2007年に公開された『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』では、英国アカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

演技の才能だけじゃない!

彼は演技の才能だけではなく、音楽の才能もあり、Mookというバンドでギターを担当しています。
動画はMookのMalmoという曲のミュージックビデオです。

ポール・ダノの魅力がわかる出演作品

『リトル・ミス・サンシャイン』(2006)

ぽっちゃりでメガネっ子のオリーブの夢は、美少女コンテストで優勝し、ビューティー・クイーンになること。地方予選を繰り上げで優勝したオリーブは、成功哲学にとりつかれた父、ヒステリーの母、根暗な兄、ヘロイン中毒の祖父、そしてゲイの叔父というバラバラな家族と一緒にボロボロなワゴン車に乗り、遠く離れたコンテスト会場を目指します。 ポールは劇中で空軍のパイロットをめざし、アメリカ空軍士官学校にはいるまでは「沈黙の誓い」を立てている、根暗で不幸な兄、ドウェーンを演じています。

『ゼア・ウィル・ビー・ブラッド』(2007)

舞台は20世紀初めの石油ブームに沸くカリフォルニアです。鉱山労働者で油田を探すダニエルは、石油の源泉があるという情報を聞きつけ、幼い息子とともに石油掘削を始め、見事に石油を掘り当てます。その結果大きな富を得るダニエルですが、事業を進めるにつれ、ダニエルは欲望のままに富と権力を求めていくようになってしまいました。 劇中でポールは、石油の情報をダニエルに持ちかけるポール・サンデーと、その双子の兄で牧師のイーライという二役をこなしています。この作品で彼は英国アカデミー賞の助演男優賞にノミネートされました。

『かいじゅうたちのいるところ』(2009)

8才のやんちゃな少年、マックスは姉や母に相手にされないことに寂しさや不安をおぼえて、おおかみの着ぐるみを着て家を飛び出し、ボートで海に漕ぎ出します。そしてある島に到着しますが、その島は大きな牙や角を持った「かいじゅう」たちが住んでいました。マックスは自分のことを「王様」だと言い、その島を理想の王国にするために奮闘します。しかしかいじゅうたちも意気投合したかと思いきや、なかなかうまくいきません。 こちらの作品でポールは、アレクサンダーという内気なかいじゅうの役として、声の出演をしています。

『ナイト&デイ』(2010)

平凡な女性ジューンは、ある日空港でハンサムなロイという男性と運命的な出会いをします。しかしロイは実は政府の重要任務を任されたFBI所属のスパイだったのです。 劇中でポールは、ロイが追われる原因となる「ゼファー」という永久電池の開発者、サイモン・フェック役を演じています。

『ルビー・スパークス』(2012)

小説家のカルヴィンは、19才の時のデビュー作でヒットしてから、現在は極度のスランプに悩まされていました。そんな中、かかりつけの精神科医のすすめで夢に出てきた女性を題材に小説を書くことにしました。すると、突然現実世界にその小説の女性、「ルビー・スパークス」が現れます。次第にカルヴィンはルビーに惹かれていきます。 劇中では主人公の悩める若い作家、カルヴィンを演じています。

『LOOPER/ルーパー』(2012)

2044年のカンザス州、若き日のジョーは、犯罪組織から依頼されて30年後の未来から送られてくる標的を始末する殺し屋、通称「ルーパー」です。しかしある日送り込まれた標的は、30年後の自分でした。ジョーは未来の自分の始末をためらってしまいます。 劇中では主人公ジョーの友人、セスを演じています。

『ラブ&マーシー』では歌も披露

ザ・ビーチ・ボーイズのブライアン・ウィルソンを演じます

この作品は2015年8月1日に公開された、ポール・ダノ主演の最新作です。1960年代に大ヒットを記録したバンド、「ザ・ビーチ・ボーイズ」のブライアン・ウィルソンのヒットの裏に隠された、天才ゆえの苦悩とその波乱の半生が描かれています。ポールは1960年代の若き日のウィルソンを演じています。 劇中ではザ・ビーチ・ボーイズの楽曲、「God Only Knows」を歌う姿が披露されています。その楽曲も収録された映画のサウンドトラックCDが9月に発売予定です。

役者魂がすごい!

画像はポールが『ラブ&マーシー』の役作りのために、14キロもの増量を行った際のビフォーアフターです。太るために毎日4000カロリー摂取を目標にしていたそうで、その生活をなんと6か月も続けていたそうです。撮影後は一年ほどかけて、ゆっくり体重を落としたそう。

ガールフレンドは脚本家で女優のゾーイ・カザン

脚本家でもあり女優でもある、ゾーイ・カザン。『ルビー・スパークス』では実際に劇中で恋人同士の役で共演し、またゾーイは今作品の脚本も担当しています。ゾーイはポールのために主人公のカルヴィンというキャラクターを考えたそうです。 画像は『ルビー・スパークス』撮影中の一コマ。実生活でも二人はとっても仲が良く、のべ5年ほど付き合っており、ゾーイもツイッターでよくポールのことをつぶやくそうです。