2017年7月6日更新

ジョン・グッドマンに注目!映画『ミケランジェロ・プロジェクト』と『ラブ・ザ・クーパーズ』に出演

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ジョン・グッドマン
©Van Tine Dennis/Sipa USA USA/Newscom/Zeta Image

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ジョン・グッドマンのプロフィール

ジョン・グッドマンは1952年ミズーリ州セントルイス生まれ。舞台、テレビドラマ、映画、アニメ作品の声優、と幅広いジャンルで活躍する俳優です。彼がこれまで関わった映画の数は50本以上にも及びます。 デビューは「バーガーキング」のCMでしたが、セリフはなくただバーガーを頬張るだけの役でした。その後舞台で着々と経験を積み、1980年代初頭には徐々にテレビドラマや映画に出演するように。 そして1988年、彼に転機が訪れます。その後9年もの間続くことになる、長寿テレビドラマ『ロザンヌ』のダン・コーナ役に抜擢されたのです。同作品ではゴールデングローブ賞も受賞しています。 コーエン兄弟の作品に多く出演することでも有名で、いずれの作品も主役級の扱いではないものの、彼独特の魅力を活かした演技をしています。

ジョン・グッドマンの主な出演映画

『バートン・フィンク』(1991)

コーエン兄弟制作の1940年初頭のハリウッドを描いた作品。 有名なニューヨークの脚本家バートン・フィンクはいいようにそそのかされて、映画を書くためにハリウッドに渡ることに。そこで彼が見た、地獄のようなハリウッドの実態を描いた ストーリー。 ジョン・グッドマンは、バートンが滞在するホテルで隣の部屋に滞在する、保険外交員 チャーリーを陽気に演じました。

『ビッグ・リボウスキ』(1998)

DUDEというニックネームでボーリング好きのリボウスキ。大金持ちで同じ苗字のリボウスキと間違えられ暴漢に襲われたことをきっかけに、彼には無関係だったはずの誘拐事件に巻き込まれてしまうストーリー。 ジョン・グッドマンは主人公DUDEの親友。ベトナム退役軍人で戦争の話が大好きなウォルター。彼の演技力の賜物でしょうか、この映画の登場人物は変わり者だらけですが、その中でもひときわ強烈なインパクトを残しています。

『オー・ブラザー! 』(2000)

おなじみコーエン兄弟の作品。1930年代、アメリカ南部のミシシッピが舞台。 3人の脱獄囚たちは隠された財宝を探す旅に出ますが、その一方、冷酷でミステリアスな保安官が3人の行方を追いかけるというストーリー。 ジョン・グッドマンは3人の珍道中で会う強盗、ビッグ・ダン・ディーク。他のコーエン兄弟作品への出演時と同様、ストーリーの中で彼の魅力が上手に生かされ、観るものに強烈なインパクトを残しました。

『アルゴ』(2012)

ベン・アフレック監督、主演。ジョージ・クルーニー制作で第85回アカデミー賞作品賞を受賞した作品。 1979年に起きた、イランのアメリカ大使館人質事件。6人の人質を救うため、CIAは架空のSF映画「アルゴ」の撮影計画を作り上げ、その撮影クルーに化けることで人質救出を狙います。 ジョン・グッドマンは『猿の惑星』の特殊メイクなどで有名で、実際にこの人質救出作戦に協力したジョン・チェンバースを演じています。

『人生の特等席』(2012)

かつて名スカウトマンて名を馳せたものの、年によりスカウト能力が衰えてきた主人公が、彼の娘とともに最後のスカウトの旅に出るという作品。 ジョン・グッドマンは、クリント・イーストウッド演じる主人公ガスの盟友、スカウト部長のピートを演じてます。

声優としても活躍!

魅力的でユニークな声を活かし声優業にも積極的なジョン・グッドマン。代表的な作品は以下の通りです。

『モンスターズインク』(2001)

おなじみディズニーとピクサーが制作したCG長編アニメーション。モンスターの世界を舞台に、「怖がらせ屋」の最高コンビ・マイクとサリーが繰り広げるファンタジーコメディーです。 主人公で「怖がらせ屋」のトップセールスマン、サリー役で出演。

『プリンセスと魔法のキス』(2009)

ディズニーの「いつか王子様が迎えに来て私を助けてくれる」という定石を覆し、主人公が自らの手で幸せを掴もうと奮闘する姿が話題になった作品。カエルにされてしまった王子様を人間に戻すため、キスをして助けようとした主人公のティアナ。なぜか彼女自身もカエルに変身してしまい、人間に戻るために奮闘する中で彼女自身が成長する姿を描きます。 ジョン・グッドマンは、主人公のお金持ちの親友シャーロットの父を演じています。

『パラノーマン ブライス・ホローの謎』 (2012)

Dコピー機を使った初めてのストップモーションアニメーション映画。目新しさだけではなく、作品の内容自体も素晴らしく、2012年のアカデミー賞長編アニメ映画賞にノミネートされました。 300年前が舞台。死者と会話できる能力を持ちながらも誰からもそれを理解されない主人公の少年、ノーマン。そんな彼がその能力を生かし自分の住む街を救うため立ち上がるというストーリー。 ジョン・グッドマンは主人公のおじさん役。誰にも理解されずいじめられっこだった主人公が変わるきっかけを与える重要な役どころでした。

『モンスターズ・ユニバーシティ』(2013)

前作の『モンスターズインク』は好評だったものの、この続編まで10年もの歳月がかかり、ファンが待ちに待った作品となりました。2001年公開の「モンスターズ・インク」の前日譚となる作品で、名コンビ、マイクとサリーの学生時代を描いた作品になっています。

『ミケランジェロ・プロジェクト』と『ラブ・ザ・クーパーズ』に出演

『ミケランジェロ・プロジェクト』(2014)

ジョージ・クルーニーが監督・製作・脚本・主演を務め、第2次世界大戦末期の実話を映画化した作品。 ナチスに強奪された重要な美術品の数々を奪還し、元の持ち主に返すというタスクを受けた、連合軍・美術品専門家チームの活躍を描いた作品。 ジョン・グッドマンはその専門家チームのメンバーの一人、彫刻家ウォルター・ガーフィールドを演じています。 チームメンバーはハリウッドの錚々たる面々で構成されており、ハーバード大学付属美術館の館長フランク・ストークスをジョージ・クルーニー、メトロポリタン美術館・中世美術管理者のジェームズ・グレンジャーをマット・デイモン、建築家リチャード・キャンベルをビル・マーレイ、ユダヤ系フランス人美術商ジャン・クロード・クレモントをジャン・デュジャルダンが演じています。 『ミケランジェロ・プロジェクト』は2015年11月6日より日本公開予定です。

『ラブ・ザ・クーパーズ』(2015)

クリスマスをテーマにしたロマンティックコメディー。毎年恒例、クリスマスを祝うセレモニーのため、ペンシルバニアのクーパー家に集まった四世代の家族。しかし、例年と違って予想外の客や予想外の出来後がつぎつぎにおこり、クーパー家がてんやわんやになる様子を描いた作品です。 ジョン・グッドマンは名女優ダイアン・キートンの夫サム・クーパー役を演じています。

ジョン・グッドマンの今後

恰幅のいい体がトレードマークのジョン・グッドマンですが、2015年秋にだいぶスリムになった姿を報道陣に披露し、人々を驚かせました。 さてそんな彼の今後の出演作ですが、 怪獣映画の名作『キング・コング(1933)』の前日譚となる、3D映画『Kong: Skull Island』のメインキャストとして出演することが、決定しました。2017年3月の公開を目指し、間もなく撮影が開始されるようです。 今後もジョン・グッドマンの活躍から目が離せません!