2017年7月6日更新

イケメン俳優ブランドン・ラウスに注目!映画『400デイズ』でスーパーマンの呪い脱却か?

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ブランドン・ラウス

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ブランドン・ラウスのプロフィール

ブランドン・ラウスは、1979年10月9日生まれ、アイオワ州デイモン出身のアメリカの俳優です。高校ではスポーツをしたり、音楽や演劇に参加したりしていました。当時は、プロの俳優になることは非現実的だと考えていたそうです。また、子供の頃からスーパーマンが大好きで、コミックを集めたり、映画のビデオを買ったり、スーパーマンのパジャマを着ていたといいます。 アイオワ大学に在学中は、学費を稼ぐためモデルの仕事をしていました。また、その間ノーウォーク・シアター・オブ・パフォーミングアーツで多くの演劇公演に参加しています。プロの俳優として最初の仕事は、1999年のテレビシリーズ『Odd Man Out(原題)』でした。

デビューから長かった下積み時代

『Odd Man Out』でテレビへの初出演を果たした後、ラウスは多くのテレビドラマに出演しますが、どれも1話限りのゲスト出演で長い下積み時代を過ごしました。クリスティーナ・アギレラのMVにエキストラとして出演したこともあります。 2001年から2002年まで長寿ドラマ『One Life To Live(原題)』に出演し、他にもMTVのソープオペラ『Undressed(原題)』(2000)、『ギルモア・ガールズ』(2001)や『コールドケース 迷宮事件簿』(2002)、『ふたりは友達? ウィル&グレイス』(2004)などに出演していますが、その間にもハリウッドのボウリング場でバーテンダーとして働いていたそうです。

映画『スーパーマン リターンズ』主役で一躍世界的スターに

映画版スーパーマンを復活させる計画は10年以上前からあり、主演俳優もニコラス・ケイジやジョッシュ・ハーネット、アシュトン・カッチャー、キアヌ・リーヴス、また後に『マン・オブ・スティール』(2013)『バットマン vs スーパーマン:ジャスティスの誕生』(2016)でスーパーマンを演じることになるヘンリー・カヴィルなどが候補に挙がっていましたが、プロデューサーのブライアン・シンガーは有名俳優を起用する代わりに、無名ながらも最もよく知られているスーパーマン俳優、クリストファー・リーヴに似ているブランドン・ラウスを起用することにしました。 ラウスは役のために10kg近く体重を増やし、肉体改造をしました。映画は批評的にも興行的にも好評で、2006年のエンパイア誌のエンパイア・アワード新人男優賞を受賞しました。その他にも、SF・ファンタジー・ホラー作品専門のサターン賞では『007 カジノ・ロワイヤル』のダニエル・クレイグを抑えて最優秀男優賞を受賞し、最優秀新人賞、最優秀スーパーヒーロー賞なども受賞しています。

ブランドン・ラウスもかかった?「スーパーマン」の呪い

「スーパーマンの呪い」とは、過去にスーパーマン映画に主演した俳優には、次々と悲劇が降りかかるという都市伝説です。 時に有名なものは、『スーパーマンと地底人間』(1951)や、テレビシリーズで初代スーパーマンを演じたジョージ・リーヴスで、スーパーマンのイメージが強く付いてしまい、他の役のオファーが全く来なくなったということです。また、スーパーマン俳優として最もよく知られているクリストファー・リーヴも、やはりスーパーマンのイメージが強く残ってしまい、その後ほかの役を演じても「スーパーマンの人」と言われ続けてしまいました。 ブランドン・ラウスも、主演した『スーパーマン リターンズ』は興行的に決して失敗だったわけではありませんが、配給会社の目標に届かなかったため続編の企画が立ち消えになってしまいました。リブート版の『マン・オブ・スティール』では、彼ではなくイギリス出身のヘンリー・カヴィルがスーパーマンを演じています。

ブランドン・ラウスのスーパーマン抜擢後のイマイチパッとしない出演作映画

『恋するポルノ・グラフィティ』(2008)

幼なじみのザックとミリは、定職につかずルームシェアしている部屋の家賃を滞納していました。ある日高校の同窓会に出席したふたりは、ミリのむかしの憧れの人の恋人がゲイポルノに出演し、高額の出演料を得ていることを知り、自分たちもポルノビデオを撮ろうと思い立ちます。 ミリが同窓会で思いを告げる相手で、ゲイのボビーをブランドン・ラウスが演じています。

『4デイズ』(2010)

アメリカ政府にテロを予告する1本のビデオテープが送られてきます。国内の3カ所に3つの核爆弾を仕掛け、4日以内に爆発させるという犯人を捕まえた主人公のFBI捜査官ヘレン・ブロディ。彼「の元に、CIAの拷問のスペシャリスト”H”がやってきます。テロを防ぐために彼が行う非人道的な拷問の是非を問う映画です。 ブランドン・ラウスは、『マトリックス』シリーズのキャリー=アン・モス演じる主人公の部下であるFBI捜査官D.J.ジャクソンを演じています。

『スコット・ピルグリムVS.邪悪な元カレ軍団』(2010)

カナダのコミック作品を映画化したものです。カナダのトロントに住む売れないバンドのベーシスト、スコット・ピルグリムは一目惚れした紫の髪の少女ラモーナと付き合うため、彼女の邪悪な元カレ軍団と戦うことになります。 ブランドン・ラウスの役柄は、ラモーナの3人目の元カレで「クラッシュ・アット・デーモンヘッド」のベーシスト、トッド・イングラムです。

『ディラン・ドッグ デッド・オブ・ナイト』(2010)

イタリアン・コミックを原作としたアクション・ホラーです。人間以外からの依頼でも受ける私立探偵ディラン・ドッグが、謎の美術品をめぐってヴァンパイア、狼男、肉食ゾンビと対決していきます。 ブランドン・ラウスは主人公のディランを演じましたが、映画の評判はあまり良くなかったようです。

『グローリー・ショット 〜栄光への軌跡〜』

カジノ事業を展開する会社に勤めるビジネスマンが、故郷の広大な土地を譲り受ける代わりに弱小ラクロス・チームの立て直しを任される物語です。 元ラクロスのスタープレイヤーでビジネスマンの主人公、ジョーをブランドン・ラウスが演じています。

ブランドン・ラウスのドラマ出演作

『CHUCK/チャック』

家電量販店に勤めるオタク青年チャックが、ひょんなことからCIAのエージェントとなりスパイとして活躍していく物語です。 このドラマでラウスは、CIAのスペシャル・エージェント、ダニエル・ショアを演じました。ダニエルは、主人公チャックの恋人(妻)サラの元恋人で、彼らのチームの指揮をとりますが、誤解から終盤では敵対する組織「ザ・リング」に入ってしまいます。

『チョーズン: 選択の行方』

『HEROES』のマイロ・ヴィンティミリア主演のサスペンスドラマ。拳銃と見知らぬ人の写真がは入った木箱を受け取った主人公イアンは、期限までに写真の人物を殺さなければ、自分や愛する家族を殺されてしまう、というゲームに強制的に参加させられてしまします。 もうひとりのゲームのプレイヤー、ジェイコブの友人マックス・グレゴリー役でブランドン・ラウスが出演しています。

『ARROW/アロー』

船の遭難事故から帰還した大富豪の息子オリバー・クィーンが、父親から譲り受けた町の悪人リストをもとに、そこに載っている者たちに制裁を加えるヒーロー「グリーンアロー」となって戦うストーリーです。 ブランドン・ラウスは第3シーズンから、科学者で主人公の会社クィーン社の新オーナーとなるレイ・パーマー役で出演しています。

プライベートではお父さん!コートニー・フォードとの順風満帆な結婚生活

ブランドン・ラウスは、2007年11月に女優のコートニー・フォードと結婚しました。2012年8月には男の子が誕生し、幸せな家庭生活を送っています。こちらには、「スーパーマンの呪い」らしきものは影響していないようですね。

映画『400デイズ』で再びハリウッドの表舞台に返り咲くか?!

2015年12月5日に公開が予定されている映画『400デイズ』にブランドン・ラウスが主演しています。 地下の施設で400日間過ごすことになった4人の宇宙飛行士が、200日目辺りから異変を感じ始め、その後プロジェクトを中断して地上に出ると大地は荒れ、人の姿は見当たらなくなっていました。彼らが地下にいる間、地上ではなにがあったのか?そのうちにプロジェクト終了の400日目が近づいてくる、というストーリーです。 ラウスは地下施設のプロジェクトに参加する4人のうちの1人、テオを演じています。この作品への出演で、ブランドン・ラウスは『スーパーマン リターンズ』以上の評価を得て、人気俳優に返り咲けるのでしょうか。

映画『Lost in the Pacific(原題)』にも出演!

ブランドン・ラウスは、アメリカで2015年12月に公開される『Lost in the Pacific(原題)』にも出演しています。 新しい豪華ジェット機の初フライトがとんでもない惨劇になってしまう、というストーリーのようです。今のところ、日本での公開は未定です。 イケメン俳優のブランドン・ラウス。「スーパーマンの呪い」をはねのけて、今後どんどん活躍してほしいですね。