2017年7月6日更新

竹中直人が愛される9の理由とおすすめ映画ベスト5!ドラマ・舞台・お笑いでも活躍するマルチ俳優の全て

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竹中直人

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竹中直人のプロフィール

竹中直人は1956年3月20日生まれ、神奈川県横浜市出身です。バラエティ番組の素人参加型コーナーで注目を集めたことをきっかけに芸能界デビュー。俳優、声優、コメディアン、監督など、幅広い分野で活躍しています。 現代ドラマから時代劇まで、強烈なオモシロキャラクターからシリアスな役どころまで器用にこなす個性派俳優として世間に親しまれています。そんな彼の知られざる経歴から、長年愛されるキャラクターの秘密までたっぷりご紹介します!

学歴も優秀!多摩美術大学では客員教授に就任

神奈川県の高校を卒業後、多摩美術大学に進学しグラフィックデザインを学んだ竹中直人。現在も自身が監督として作品を製作する竹中は同大学で客員教授を務めています。特別講義などで教鞭をとっているようです。

大学時代から映像演出に携わり、監督から俳優までこなしていた

大学在学中は映像演出研究会に所属し、仲間とともに8ミリ映画を制作することにハマっていたといいます。彼は出演するだけでなく自ら監督も務め、自身が大ファンであるブルース・リーの出演作をモチーフにした作品『燃えよタマゴン』などを制作しました。

コメディアン番組でチャンピオンになり芸能界デビュー

芸能界デビューは大学在学中の1977年。素人参加型バラエティ番組『ぎんざNOW!』の「素人コメディアン道場」というコーナーでものまね芸を披露しチャンピオンに輝いたことがきっかけでした。その後劇団に所属したあとも、『TVジョッキー』『ザ・テレビ演芸』など多くのバラエティ番組に出演。「笑いながら怒る人」などの持ちネタでお茶の間の人気者となりました。 辛口な評論で有名な横山やすしから芸を絶賛され、また『欽ちゃんの仮装大賞』に出演した際は番組初の不合格になるなどコメディアンとして数々の伝説を残しています。

お笑いファンからの絶大な支持はデビュー時のコメディアン的活躍に由来していた

1985年には宮沢章夫、いとうせいこう等と共に演劇/コントユニット「ラジカル・ガジベリビンバ・システム」を結成。多くのコントを創作し、その独特のコメディセンスで多くのファンを惹きつけました。 最近では2015年10月より放送の『仮面ライダーゴースト』に仙人役で出演。その強烈なインパクトに視聴者からは「仮面ライダーより濃かった」「竹中直人しか覚えてない」などといった声が上がるほどでした。現在もキャラの濃い役どころを演じ、コメディセンスを節々に滲ませています。 ドラマ・映画となった「のだめカンタービレ」ではドイツ人指揮者を演じるという豹変ぶり!この衝撃的な姿が記憶に残っている方も多いのではないでしょうか。

『無能の人』映画化で監督デビュー

1991年、つげ義春の同名漫画が原作の映画『無能の人』で監督デビュー。竹中は主人公・助川助三を演じており、この作品では監督・主演の両方を務めています。ヴェネツィア国際映画祭で国際批評家連盟賞を受賞するなど、作品は高く評価されました。

主演を務めた大河ドラマ『豊臣秀吉』では平均視聴率30%超えを記録!その後も続く秀吉役

1996年に放送された大河ドラマ『秀吉』では主人公・豊臣秀吉役を務めました。ドラマは平均視聴率30%を超える大ヒットとなりました。この作品をきっかけに竹中直人には「秀吉」のイメージが定着し、自身がイメージキャラクターを務める「モビット」のCMで秀吉役を演じたり、テレビ朝日のドラマ『敵は本能寺にあり』でも再び秀吉役を務めています。 2014年放送の大河ドラマ『軍師官兵衛』では再び大河ドラマで秀吉役を務めたことで話題になりました。

妻は元アイドル・木之内みどり。プロポーズの言葉は「一緒に年を重ねていこう」

プライベートでは1990年に元アイドルの木之内みどりと結婚。二人の子供を儲けました。

オリバー・ストーンからのオファーを家族のために断る

周防正行監督の映画『Shall we ダンス?』に出演後、『プラトーン』『7月4日に生まれて』などで監督を務めた竹中にオリバー・ストーンからオファーがあったが、半年間アメリカに渡らなければならないということがネックになって断ったといいます。その理由は「家族とそんなに長い間離れてくなかったから」。家族思いの人柄が感じられるエピソードですね。

台本は読み込まない主義。その理由は?

「役作りはしない」「台本は深く読み込まない」と話す竹中直人。その真意には
「役は作れない。人を理解するなんて、そうそうできることではない。だから役作りをするという次元がないんです。僕にとって役というのは“状態”なんですよね。どういう状態にいるのかが、役なんです」
引用:zakzak.co.jp
という彼の演技や役に対する思いが関係しているようです。

そんな竹中直人の演技が光るおすすめ映画・ドラマトップ5

『無能の人』(1991年)

竹中直人の初監督映画。つげ義春作の同名漫画を映画化した作品です。自身は主人公・助川助三を演じたほか、妻・モモコを風吹ジュンが演じ、井上用水、本木雅弘ら名だたる著名人が友情出演しているのも見どころです。本作はヴェネツィア国際映画祭での国際批評家連盟賞の受賞をはじめ、国内外で高い評価を受けました。

『シコふんじゃった。』(1992年)

大学を卒業するため、単位と引き換えに最弱相撲部に入部させられた大学生を描いた周防正行監督・脚本のコメディ映画。竹中演じる青木富夫は大学8年生の相撲部員。相撲の知識は豊富なのに、一度も勝てたことがないという役どころです。第16回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した作品です。

『東京日和』(1997年)

竹中直人が監督・主演を務めた『東京日和』。写真家・荒木経惟と妻・陽子の小説を原作としたラブストーリー。竹中は中山美穂と夫婦役を演じました。

『三文役者』(2000年)

戦後の日本映画界になくてはならない名バイプレイヤーとしてさまざまな作品で活躍していた殿山泰司の波乱の人生を描いた作品。竹中は、自らを「三文役者」と称する主人公・タイちゃんこと殿山泰司をえんじました。

『山形スクリーム』(2009年)

竹中が監督を務めた成海璃子主演のコメディ映画。合宿で御釈ヶ部村(おしゃかべむら)という田舎の村を訪れた 女子高生たちが、村の祠から蘇った落ち武者たちの復讐に巻き込まれていくというストーリー。成海演じる岡垣内美香代が武士の亡霊・葛貫忠経(沢村一樹)の恋する相手・光笛に瓜二つであったことから求愛されてしまうという何とも斬新な展開で物語は進んでいきます。 桐谷美鈴や波瑠など、今をときめく若手女優も多数出演しています。

そんな竹中直人の最新作は映画『海難1890』

竹中直人は2015年12月に公開された日本とトルコの合同製作映画『海難1890』に出演しています。1890年、海難事故に遭ったトルコ軍艦エルトゥールル号を救助した日本人たちと、1985年、イラン・イラク戦争勃発によって危険にさらされた在イラン日本人救出に手を貸したトルコ人たち、異なる時代の二つの出来事を描き、日本とトルコの絆に焦点を当てたこの作品。 竹中はエルトゥールル号が海難事故を起こした和歌山の紀伊大島で働く医師・駆動を演じています。 俳優から監督まで、実に多才な竹中直人。魅力あふれる彼が出演・監督する作品から目が離せません。