黒い雨

黒い雨

1989年製作 日本 123分 1989年5月13日上映
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『黒い雨』とは

井伏鱒二の同名小説を原作として制作された戦争映画。原爆の恐怖と悲劇が描かれている。本作品のキャッチコピーである「体の中で、戦争は続いています。」に象徴されるように脈々と続く原爆の二次被ばくの恐ろしさも描かれている。本作品は多方面で高く評価され、第13回日本アカデミー賞では作品賞を受賞、主演の田中好子は最優秀主演女優賞を受賞した。監督の今村昌平も最優秀監督賞を、矢須子の叔母を演じた市原悦子も最優秀助演女優賞を受賞。他にも数々の映画賞を総なめにした。第42回カンヌ国際映画祭コンペティション部門上映作品。

『黒い雨』のあらすじ

昭和20年8月6日。暑い夏の日。米軍が広島に新型爆弾「原子爆弾」を投下し、空にはキノコ雲が発生する。広島市内では爆風で人や建物はなぎ倒され大やけどを負った人であふれかえっていた。キノコ雲を広島市内から離れた疎開先で見ていた矢須子は、叔父夫妻と合流し、叔父の重松が勤務している広島市内の工場目指して避難をする。市内の地獄と化した状況を目の前にし、愕然とする矢須子達。それから5年の時が流れ矢須子は25歳の結婚適齢期の美しい女性になっていた。叔父夫婦は縁談が持ち込まれても「市内で勤労奉仕中に被爆した。」という噂が立ちすべて破談になってしまう矢須子の結婚が気がかりだった。

『黒い雨』のスタッフ・キャスト

『黒い雨』の感想・評価・ネタバレ

  • タモさん
    タモさん 4 2017年8月12日

    2回目の視聴だか、見方が変わり面白かった。悲惨なシーンだけではない。

  • Kei Miyazato
    Kei Miyazato 4 2014年9月8日

    小沢昭一さんの上手さが凄い 惚れ惚れします、今村昌平の集大成。

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