『セイ・エニシング』のスタッフ・キャスト
『セイ・エニシング』の感想・評価・ネタバレ
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キャメロン・クロウによる80S青春クラシック。高校卒業した直後から付き合い始める優等生女子とボンクラ男子。でもティーンズ・ロマコメにしてはちょっと変わったテイストである。まず若きジョンキューが10代にしては妙に落ち着いてて、恋する男子に見えないの。高嶺の花にどうして拘るのか釈然としないし、普通にモテ力あるし、男友達よりリリ・テイラーとか女の親友と恋バナする。ヒロインのパパの秘密もシャレにならん。ラジカセ抱えたシーンが有名だけど、当時のジョンキューはティーン映画にあんまり向いてなさそうだった。けれども、大人へと踏み出す時の不安と怖れが本作のテーマ。すべてはその為の道具立てなのだった。正に飛び立つ瞬間の2人、安全ランプ。このラストこそ珠玉の名シーンだと思う。
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2004.9月9月以前に鑑賞