戦慄の絆
戦慄の絆
rating 4.1 4.1
8 6

『戦慄の絆』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

southpumpkin
southpumpkin 4 2015年5月14日

一卵性双生児の産婦人科医が子宮口の三つある女性に翻弄される話。二人が絶妙なバランスで築いてきた関係性が、一人の女性を介して嘘をついた瞬間にバランスを崩していく様子が見事で儚い。クローネンバーグ監督作品を鑑賞する度に作風の話をしていると思うのですが、前作『ザ・フライ』よりも『裸のランチ』寄りだと思うので、この作品が中期の始まりということなのでしょう。ビジュアルの変態性から内包する変態性に転換していきます。初期クローネンバーグがこの映画を撮ったなら絶対にもうちょっと手術シーンが多かったし、女の体の様子を詳しく描写していたかなと思います。