ダイ・ハード

Die Hard
1988年 アメリカ 131分
rating 3.9 3.9
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「ダイ・ハード」のスタッフ・キャスト

「ダイ・ハード」の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 5 2016年6月12日

    見事なアクション娯楽大作。130分を超える長尺も余裕で耐えます。アクション映画では類を見ないレベルの丁寧な伏線が張られています。最初の飛行機のシーンからもう伏線が張られ始めているんです。「あの時隣にあいつが居なければ…」となるわけ。クリスマスに何度でも観られる理由は、観れば観るほど発見できる伏線があるからでしょう。実は僕も今回が初めての鑑賞ではなかったのですが、飛行機のシーンにはもう一つ伏線があったことに気づきました。 アラン・リックマン演じる悪役のキャラクターも非常に魅力的。アクション映画を観ていると、まぬけな敵をバッサバッサとなぎ倒していく主人公なんかが描かれます。しかし本作の敵が明らかにキレ者。知的で冷静で仲間思いなのです。ジョン・マクレーンとハンスが偶然対峙するシーンの機転の利き方、その描き方!『オーシャンズ』なんかで「こいつが盗みに入ったら絶対成功するだろ…」みたいな泥棒が敵なのです。個性の違う二人の実力がギリギリのところで戦いをするのが良い。だからこそあのハンスのラストシーンで声が出るんですね。映画史に残る悪役としてもいいかと思います。

  • eltafipr52ll4ok
    eltafipr52ll4ok 5 2016年2月13日

    レンタルにて鑑賞。 最高!アクション映画の金字塔。 本当に面白いアクション映画には3つの要素が必要だと思っている。一つは魅力的な悪役。これはよく言われる話だ。それと人間味溢れるヒーロー。そして、リアリティがあるアクションがコンスタントにあること。これが揃えば、大抵面白くなる。なぜなら、これらをすべて揃えるためには、計算されたストーリーが必要だからだ。 まず一つめ。アラン・リックマン演じるハンス・グルーパー。冷徹かつ頭のキレる犯人グループのリーダーだが、目的は意外と小さい。このギャップが悪役にリアリティを持たせている。アメリカという資本主義を突き詰めたような世界では、金が物を言うからである。崇高な目的のために命を落とす、いわゆる本物の「テロリスト」は、強盗に比べれば少数だ。しかし、彼らはテロリストのふりをしている。そこが頭の良さであり、また人間性の現れでもあるのだ。二つ目。ブルース・ウィリス演じるジョン・マクレーンの愚痴はブルース・ウィリスのアドリブであることは有名だ。脚本に書かれていなかったからこそ、絶妙なタイミングで人間らしいぼやきが出たのだ。マクレーンは刑事でしかない。だから、軍人やスパイのような驚愕の身体能力は持ち合わせていないのだ。だからほかのヒーローに比べて肉体的にも精神的にも傷つきやすい。アクションにかんしては今さら語るまでもないだろう。高層ビルという設定をうまく使い、エレベーターシャフトや通気孔、はたまた屋上からのダイブなど、緊迫感溢れる生身のアクションが怒濤の展開で押し寄せる。 サイドストーリーとして描かれる妻との愛情、刑事パウエルとの無線でのやりとり、リムジンのドライバーまで、無駄なキャラクターは一人もいない。すべてのキャラクターに人間味があって、かつアクションが息つく暇もなく展開し、リアリティのあるストーリーに仕上げたのだから、アクション映画としては完璧だろう。80年代に作られていながら古臭さを感じさせず、何度観ても楽しめる。アクション映画の教科書的存在だ。

  • SunSlope
    SunSlope 4 2016年1月14日

    アラン・リックマン追悼

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