バベットの晩餐会

バベットの晩餐会

Babette's Feast
1987年製作 デンマーク 102分 1989年2月18日上映
rating 3.8 3.8
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『バベットの晩餐会』とは

19世紀後半のデンマークを舞台に漁村の人々とそこにやってきたフランス人女性との交流を描いたヒューマン・ドラマ。原作は20世紀のデンマークを代表する小説家カレン・ブリクセン(英語版執筆名:アイザック・ディネーセン)の同名小説。監督は『アムール(1970年)』のガブリエル・アクセル。主演は『女鹿(1968年)』でベルリン国際映画祭女優賞を受賞、『ブルジョワジーの秘かな愉しみ(1972年)』で英国アカデミー賞主演女優賞を受賞したステファーヌ・オードラン。本作は第60回アカデミー賞で外国語映画賞を受賞。1989年日本初公開、2016年デジタル・リマスター版リバイバル公開。

『バベットの晩餐会』のあらすじ

19世紀後半、デンマークの小さな漁村に、プロテスタント牧師(ポウエル・ケアン)を父に持つ美しい姉妹が暮らしていた。姉マーチーネ(ヴィーベケ・ハストルプ)は士官ローレンスから、妹フィリパ(ハンネ・ステンスゴー)はフランス人歌手アシール・パパンからそれぞれ求愛されるが、二人は結婚せず、貧しいけれど廉潔な生活を送りながら年を重ね、初老を迎えた。ある日、マーチーネ(ビルギッテ・フェダースピール)とフィリパ(ボディル・キェア)は、パパンからの紹介状を持ったバベット(ステファーヌ・オードラン)の訪問を受ける。パリ・コミューンによって家族を失い亡命した彼女を姉妹はメイドとして受け入れることになるのだが……。

『バベットの晩餐会』のスタッフ・キャスト

『バベットの晩餐会』の感想・評価・ネタバレ

  • mince

    老いても他人に施しを続ける北欧寒村敬虔清貧姉妹。旧知の紹介で仏国から難を逃れ来た料理上手の女を匿う。数十年後、姉妹の父の生誕祭に仏式晩餐会で応じたいと女の願い。快く受けたが運び込まれる食材に天を仰ぐ「バベットの晩餐会」湊川。映画は芸術の神に捧げられた供物。美しい星空に悦びの涙を。2016年9月15日 東洋人からの北欧の映画の解読の困難さ。荘厳なラストのために積重ねた意味があるのかわからないストーリー。その見せ方が本作でぼんやり理解できた気がする。現代北欧映画よりは数段わかりやすくそれは観客に向けた愛の量でもある気がする。エンドロールに大泣きしてた自分がよくわからないが不快ではなく救いであったと。キッチンでのバベットの甥や御者とのやり取りがすごく良い。

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 2016年9月5日

    閉鎖的な村に牧師の娘二人が住んでいました。年老いた二人はそれぞれ過去に一度だけ男性とのあれこれがあった以外は父の教えを守ったまま独身。村の人々と、縁があって住まわすことになった家政婦と一緒に静かに暮らしていました…。と、ここまでが前半なのですが、非常に眠くなります。正直言って全然面白くない。新文芸坐で昼間に鑑賞していたのですが、おじさんのいびきもあちこちから。無理はないかな…。 家政婦のおばさんに宝くじが当たったことで物語が動き出します。家政婦のおばさんの出身地であるフランスの料理を振る舞うことになります。この辺りから徐々に面白みのある展開で、ようやく劇場からも笑い声が。かなり静かな映画なので笑っていいものか否か難しいところですが、劇場での鑑賞が恵まれていたかと思います。その後、怒涛のフランス料理フルコース。超美味しそうなのです。姉妹と村の人々のリアクションが面白いったらありません。昨今氾濫するグルメドラマ、映画などがありますが、それらを跳ね除けるめちゃ面白いグルメ映画になっているのです。ラストはバベットの美しさに心が温まります。素晴らしい食事に神は宿っているのです。 全体通して宗教的ではありますが、難解なメタファーが隠されているとかそういう映画ではないのが素敵ですよね。平坦な前半さえ乗り越えさえすれば、美味しい料理にありつけるというわけです。

  • choromiki
    choromiki 3 2016年6月17日

    バベット、男前。

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