
『1999年の夏休み』とは
1988年に劇場公開された本作。公開から30年を機にデジタルリマスター版で蘇った。萩尾望都の漫画『トーマの心臓』に基づいて、世間から切り離された全寮制の学院を舞台に、自殺した少年をめぐり起こる少年たちの葛藤や愛憎を描いた。 監督は『ゴジラ モスラ キングギドラ 大怪獣総攻撃』や「デスノート」シリーズを手掛けた金子修介。主人公の4人の少年たちを、当時10代の少女たちが演じており、深津絵里(水原里絵)は本作で映画初出演となった他、声優の宮島依里が出演している。
『1999年の夏休み』のあらすじ
少年たちが暮らす山と湖に囲まれた全寮制の学院。彼らは世間から隔絶された環境で共同生活を送っていた。初夏のある夜、少年たちのうちのひとり、悠が湖に身を投げ自殺してしまう。夏休みになり同級生たちが帰宅する中、和彦、直人、則夫の3人は帰るところがなく寮に残っていた。 実は悠は自分に好意を寄せており、それを拒んだせいで自殺したのではないかと悩む和彦。そんな和彦に優しく寄り添い支えるリーダー格の直人。そして後輩の則夫もまた和彦を慕っていた。そんな彼らの前に悠にそっくりの薫という少年が現れたことから彼らの関係に変化が生まれていく。
『1999年の夏休み』のスタッフ・キャスト
『1999年の夏休み』の感想・評価・ネタバレ
- レビューがありません。