
『危険な情事』とは
一夜限りの情事の相手がストーカーへと変貌していく狂気と戦慄を描いたサスペンス・ムービー。監督は『ナインハーフ(1986年)』『ロリータ(1997年)』のエイドリアン・ライン。製作は『クレイマー、クレイマー(1979年)』『告発の行方(1988年)』のスタンリー・R・ジャッフェ。主演は『ウォール街(1987年)』『恋するリベラーチェ(2013年)』『アントマン(2015年)』のマイケル・ダグラス。共演は『エアフォース・ワン(1997年)』『アルバート氏の人生(2011年)』のグレン・クローズ。第60回アカデミー賞で6部門、第45回ゴールデングローブ賞では4部門にノミネートされた。
『危険な情事』のあらすじ
妻子と幸せに暮らしていた有能弁護士ダン・ギャラガー(マイケル・ダグラス)は、彼が顧問弁護士を務める出版社の編集者アレックス・フォレスト(グレン・クロース)とパーティーの席で知り合い、その翌日、アレックスの社の会議に出席したことから、どちらともなく誘いあい一夜の情交を楽しんだ。ダンはその場限りの関係と思っていたがアレックスはそうではなかった。ダンのつれない態度に手首を切ってみせたり、執拗に電話をかけてきた。その後もアレックスは妊娠をほのめかしたり、彼の自宅にまで押しかけてくる。彼女との関係が始まる以前から決まっていた新居に入居してからも、いやがらせはその度合いを増しながら延々と続き、ついにアレックスはベンの娘エレン(エレン・H・ラッツィン)を連れ出してしまうのだが……。
『危険な情事』のスタッフ・キャスト
『危険な情事』の感想・評価・ネタバレ
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怖い。。。 こないだ結婚した僕としては全てにおいてリアリティがあって、もう恐怖でした。 水や音、生活音で不安な空気をつくりだす、これぞ映画という演出で素晴らしかった。 セックスしているときの水と、クライマックスの水、コーヒーと紅茶。対比が素晴らしく、あざとくなく2人の関係の劇的な変化を描くことに成功していた。 特にキャスティングは素晴らしく、それぞれもうそういう人にしか見えなかった。マイケルダグラスのカッコよくて仕事もできるんだけど、人生に油断しているところ、ファーストシーンのくつろいでる姿でなんとなく伝わってくる。ただ、アレックスがあんなやつだとはわからなかった、印象と違うニンゲンが彼女だけというのがこの恐怖のミソだろう。 そのキャラクターがする仕草のワンアクションでその人となりを説明し、性格を印象づける。 見事だった。
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観たのはだいぶ昔だけど、ホラーでもないのに、ホラー的な怖さを初めて感じた映画。一心不乱の人間は恐ろしい…
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妻子ある男が遊びのつもりで一夜を過ごした女が、運命の出逢いと思い込み狂気を孕んだストーカー行為を繰り返す… 興行的にも業界的にも大成功した部類のサイコサスペンスですね 恐らく100人中100人がこれはグレン・クローズの映画というでしょうね… そのぐらい圧巻の演技を見せます ただどうなんでしょう…ずっと思ってましたが、遊びにしてもグレン・クローズと一夜を…というのもどうなんでしょう…?いやいや、好みですからね!いいんですよ、きっと! 石原さとみと一晩だったら殺されてもいい
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