
『緑の光線』とは
"1950年代末より巻き起こったフランスの映画革命「ヌーヴェル・ヴァーグ」の最終世代として知られるエリック・ロメール監督・脚本による映像叙事詩。南フランスの美しい風景と共に、ある孤独な女性の旅路を軽妙に描く本作は、1980年の『飛行士の妻』から始まるロメール監督の「喜劇と格言劇」シリーズ第五作にあたる。 最小限のスタッフによる16㎜撮影が大いに功を奏し、1986年ヴェネチア国際映画祭にて金獅子賞と国際評論家賞を受賞した。出演は『飛行士の妻』のマリー・リヴィエール、リサ・エレディア、ヴァンサン・ゴーティエ、ベアトリス・ロマン。"
『緑の光線』のあらすじ
"7月初旬、パリのとあるオフィス。秘書のデルフィーヌは、間もなくやってくる夏のバカンスに心を躍らせていた。ところが、共にギリシャ旅行を約束していた女友達から、突然キャンセルの連絡が。落胆するデルフィーヌだったが、別の友人からの誘いを受けて、シェルブールへのバカンスへと旅立つ。 しかし、美しい空と海に囲まれても、デルフィーヌの心は何故か晴れない。ひとりパリへと引き返し、孤独に身を置くデルフィーヌ。そして8月に入り、山を歩いた後に再び海へと向かった彼女は、見知らぬ老婦人の話す「緑の光線」に関する話に興味を持つ。ジュール・ヴェルヌの小説「緑の光線」では、日が沈むその瞬間に太陽が放つ光線は緑色をしており、それを浴びた者は幸せになれるという。そしてパリへと戻る旅路の途中で、デルフィーヌは運命的な出会いをすることになる……。"
『緑の光線』のスタッフ・キャスト
『緑の光線』の感想・評価・ネタバレ
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エリックロメール監督の作品は結構見ています。普通っぽい女優さんがだんだん綺麗に見えてくるところが好きです。
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@早稲田松竹