
『海辺のポーリーヌ』とは
エリック・ロメールによる“喜劇と格言劇”シリーズ第3作。真っ青な空と海が広がる、夏のノルマンディの海辺を舞台に、15歳の少女のポーリーヌの一夏の恋を描く。監督のエリック・ロメールは、この作品で初めて日本に紹介された。撮影は『天国の日々』など、ハリウッドでも活躍するネストール・アルメンドロス。主演はアマンダ・ラングレ、アリエル・ドンバール、パスカル・グレゴリー。
『海辺のポーリーヌ』のあらすじ
避暑地ノルマンディに、従姉のマリオンとやってきた15歳のポーリーヌ。そこにはかつてマリオンの恋人だったピエールもいた。未だマリオンのことが忘れられないピエール。彼はポーリーヌら2人に、知り合いで民族学者のアンリを紹介する。奔放で恋愛経験も豊富なマリオンは、その日のうちにアンリに恋をする。一方ポーリーヌは海辺で出会った少年、シルヴァンと仲良くなる。アンリはアンリで、マリオンが自分に気があると知りながら、別の娘を部屋に連れ込んだりしている。それを目撃したピエールは、マリオンに伝えるが、アンリがある嘘をついたことで事情が複雑になってしまう。
『海辺のポーリーヌ』のスタッフ・キャスト
『海辺のポーリーヌ』の感想・評価・ネタバレ
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フランス監督で天才だと思う監督は誰だと聞かれたら自分はこの映画の監督エリック・ロメールの名前を出すでしょう。 ヌーベルヴァーグと聞くとお洒落映画、難解映画、知識が必要映画と感じる方が多いかと思います。彼が貴方の偏見を壊すことを約束します。 ある期間、何かを待つ人間、女性の美、恋愛観のあるある話、主人公の成長、落ち着きのあるカメラワークに注目して観て頂きたい。
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夏の終わり。別荘。フランス。不穏な恋人。優雅。