
『パリ、テキサス』の感想・評価・ネタバレ
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兄弟愛や家族愛が、シュールに屈折しながらも純粋に描かれてます。 最初は難解なストーリーかも…と思わせますが、トラヴィスの不器用ながらも少しずつ心を開いていく様に引き込まれていきます。 妻、ジェーンの美しいこと!お互い背中を向けての告白やラストシーンの素晴らしいこと。
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途切れない、経験論的な自己の保持、時間=記憶が人間の生を保証する。 あのマジックミラーを使った演出はソーナイスですね。 歴史を物語る時人は常に主観的に、しばしば孤独で、時に相手に背を向けながら話す。 孤独ではない歴史もあるはずなんだけど、ヴェンダースはそこには、管見の限り、向かわない。例えば都会のアリスにおける近しい構造を見ても、やはりヴェンダースの主人公は自分史に、ルーツとその内的時間にこだわるらしい。 今後続けてまわり道、さすらいを観る予定なのでまた改めて思うことがあるでしょう。 そしてこれもまたアリスとの共通点だけど子供がホン〜トかわいい。しかもハンターって本名ですか〜ウヒャー。
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淡々とした会話の中に、複雑な感情が絡み合っている。何度も観ることに意味がありそうな映画。また観よう。
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こきたないお父さんあらわる
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ロードムービーの金字塔と呼ばれるヴィム・ヴェンダースの傑作。素敵な映画です。最初どうしようかと言うほど静かな始まりでそっとくすぶり始めた物語の火種が、最後には大延焼。それぞれのむき出しの愛を感じることができます。確かにロードムービーがそれであるが部分のシーンも哀愁があって良いのですが、特筆すべきはあのマジックミラー越しの会話。たっぷりと見せるあの長いシーンだけでこの映画が価値のあるものになると思います。あのシチュエーション考えたの天才じゃないでしょうか。一生考えても思いつかない。そこから一気に流れ込むラスト。あっけないほどに、ぷっつりと事切れる様は愛を体現しているかのようです。鑑賞後には登場人物に思いを馳せ、この映画のクオリティの高さにため息が出ます。 実はヴィム・ヴェンダース初鑑賞でした。渋いですね・・・。
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男であるが故に切ない。 普通にいい映画って感じ。
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何度でも見届けようこのラストシーン。今まで味わったことのない感情が沸き起こるはず。喜び悲しみ安堵哀愁…様々な思いが入り混じる。映画全体を覆う乾いた風土に対し、湿っぽい家族の物語がアンバランスだが、そのぎこちなさは主人公そのものだ。
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ピーピングルームでマジックミラー越しに話すシーンが印象的。 視線を交わすことが出来ないと、思いを通じ合わすことも出来ない。
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「愛とは…?」をテーマにした、深い、深いロードムービー。 少しけだるく、味のある音楽。 何度も見返したい。
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ロードムービー
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最高のロードムービー。 傷つけるのはいつも決まって大事な人。 究極、壊れたものは戻せないし直してみせてもまた壊すんだろう。 本当の愛に気付いたからこそ、去る。 多分男ってそういうもんだ。 この映画には色んな愛が詰まってた。
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父と子が歩いて帰るシーン 父が元妻と向かい合わずに電話で話すシーン
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砂漠と、娼婦と、もうもうとした排気ガス。 何がそんなに凄いのか、それでも、いや、だからこそ、凄い映画である。
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2004.9月以前に鑑賞 ナスターシャ・キンスキーの美しさ…鏡の部屋のシーン…、ライ・クーダーの音楽! そして脚本がサム・シェパード…たまりません!ヴェンダース作品にしては取っ付きやすいのではないでしょうか^_^
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わたしには早かった
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ただのおしゃれ映画
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空気感がとても良いです。愛は不毛。
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ロードムービーの傑作。人を愛するって難しい。
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これはお気に入りにランクイン! 主人公のトラヴィスが大好き!渋くてかわいい・・・ じーんとする。 最後は安直なハッピーエンドよりも記憶に残る終わり方だった。
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何度見たか分からないぐらい何度も見た映画でいまだに自分の中ではナンバー1映画です。会話も覚えてしまうぐらい見ました。最初は淡々としていますが、離れていた父と子の心が段々と近づくところ。弟夫婦の温かさ。トラヴィスと妻(ナスターシャキンスキー)の鏡越しの会話(トラヴィスの長セリフ)に涙。ライクーダの音楽も良いです。
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