
『パリ、テキサス』のイワの感想・評価・ネタバレ

途切れない、経験論的な自己の保持、時間=記憶が人間の生を保証する。 あのマジックミラーを使った演出はソーナイスですね。 歴史を物語る時人は常に主観的に、しばしば孤独で、時に相手に背を向けながら話す。 孤独ではない歴史もあるはずなんだけど、ヴェンダースはそこには、管見の限り、向かわない。例えば都会のアリスにおける近しい構造を見ても、やはりヴェンダースの主人公は自分史に、ルーツとその内的時間にこだわるらしい。 今後続けてまわり道、さすらいを観る予定なのでまた改めて思うことがあるでしょう。 そしてこれもまたアリスとの共通点だけど子供がホン〜トかわいい。しかもハンターって本名ですか〜ウヒャー。