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『マッドマックス サンダードーム』のスタッフ・キャスト
『マッドマックス サンダードーム』の感想・評価・ネタバレ
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なるほど、ストーリーとか何でもよくて、当時の雰囲気を上手に再現した感じ。好きずきありそうだけれど、嫌いではないし酒のつまみには良いのでは。
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初めて観た、これ、、マッドマックス?
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たぶん2のファンには中盤が不評だったんだろうけど、切り分ければ1つ1つのパートは充分完成度高いと思う。但し、同じ皿に全部盛られちゃってるせいで食べる方は何の料理だか味がわかんなかったみたいな。今観ると、『怒りのデス・ロード(FR)』の要素がかなり沢山あって、まるでそのための習作という感じ。早すぎたのかもしれないな。『2』から『サンダードーム』ありきで『FR』へ繋がってるのはよくわかる(その間の『ベイブ』も!)。同じ「行きて帰りし」でも、大皿に全部盛りだった要素がFRでは直線的な1本の道に集約されてある訳で、そんな風な洗練の仕方があるのか!と30年後の今だからわかるのだった。 子供だけのユートピアには、ピーター・ウィアーに近い印象も受けた。砂に埋もれた飛行機、TV(映画)画面を模した伝承やレコード、名無しの英雄神話を象徴する道具立てが詩的だ。また、サンダードームのサーカス感や、マックスの被るデカい仮面とかトロッコを漕ぐヤツの頭の上の頭とか、過剰なのに必然的なアイテムのセンス大好き。終盤の列車VSカーチェイスは駅馬車&キートン風アクションのカタルシス。メルギブは居るだけでマッドだし、ティナ・ターナーの主題歌以外は納得のロマン派マッドマックスである。