
『Wの悲劇』とは
女優を志す劇団員が事件に巻き込まれながらも女優になって行く青春ドラマ。1982年に刊行された、小説家・夏樹静子の同名推理小説を原作に本編中の舞台作品として折り込まれた。 監督は「トラック野郎シリーズ」の澤井信一郎。脚本は、監督でもある澤井信一郎と『探偵物語』(1983年)の荒川晴彦との共同執筆。撮影は『セーラー服と機関銃』(1981年)の仙元誠三が務めた。本作を含め、監督の澤井信一郎、主演の薬師丸ひろ子と助演の三田佳子は数々の賞を受賞した。
『Wの悲劇』のあらすじ
劇団『海』の研究生、20歳の三田静香(薬師丸ひろ子)は女優を目指している。静香は劇団の次回作である『Wの悲劇』の主役のオーディションを受けルガ、主役を射止めたのは同期のかおり(高木美保)だった。落ち込む静香に、恋人の森口昭夫(世良公則)は静香が女優になれたら別れ、女優になれなかったら結婚を約束する。 そんなある日静香に、第2のチャンスが舞い込んできた。『Wの悲劇』公演でやってきた大阪に滞在中、女優の羽鳥翔(三田佳子)のホテルの部屋で、翔のスポンサーの堂原(仲谷昇)が腹上死してしまったのだ。この事件がスキャンダルのなる事を恐れた翔は、偶然部屋の前を通った静香を呼び止め「自分の身代わりになってほしい」と頼んだ。 そして、その見返りは次の東京公演で静香を主役へ交代させる事だった。静香は悩んだ結果、取引に応じ翔の代役としてスキャンダルの当事者になりマスコミの矢面に立った。ついに、静香が夢に見た大舞台の幕が上がるのだが......。
『Wの悲劇』のスタッフ・キャスト
『Wの悲劇』の感想・評価・ネタバレ
-
こんなに三田佳子の映画やったとは。とにかく彼女のセリフが印象に残りまくる。最後の事件が唐突すぎて、ちょっとポカーンとなったけど、諸々を経た薬師丸ひろ子の最後のセリフは素晴らしかった。グッド脚本。
-
今みると不自然のような…30年前はこれが普通だったんだろうな
-
女優!女優!女優!