サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-

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「サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-」のスタッフ・キャスト

「サヴァイヴィング ライフ -夢は第二の人生-」の感想・評価・ネタバレ

  • aizome__
    aizome__ 5 2015年6月9日

    サヴァイヴィング・ライフ / ヤン・シュヴァンクマイエル(2011) Surviving Life (Theory and Practice) Trailer 渋谷シアター・イメージフォーラムのシュヴァンクマイエル映画祭にて鑑賞。 会場はファンで長蛇の列。上映1時間前にチケットを購入したら補助席に案内された。 この作品はシュヴァンクマイエルの2015年現在では最も新しい作品であり、また、彼の妻であるエヴァが亡くなってから最初の作品である。 本人は冒頭で「自分のことを語った映画ではない」と言っているが、やはり愛する人を失った寂しさは随所にあらわれているなと印象を持った。 ここからが感想。 ストーリーはシュヴァンクマイエルの映画としてはとてもシンプル。 忙しくもない仕事をし、冷めた夫婦関係の中で幸せでも不幸でもないごく普通の生活をしているしがないサラリーマン、エフジェン。 あるとき夢に美しい女性が現れ、以来その夢の女性に恋をする。どうにかして彼女に会いたい一心で、夢を見る方法を探るため、一人の精神科医の女性を尋ねる。そこで夢の見方を知ろうとする目的とは別に、精神科医はその夢を分析し始める。フロイトの夢分析だ。 彼の夢の裏にる”無意識”があらわになるのと平行して、エフジェンはどんどんと夢にのめりこみ、いつの間にか夢と現実の境目が消えていく。 妻を捨てて、夢にのめり込む。 しかし、夢分析で明らかになった、夢の中で恋した女性は彼が幼い頃に亡くした母だった。 ストーリーを文字に起こしてみるとかなり単純だけれど、では実際に映像としてみてみると、実はそんなに簡単に理解ができるものではなかったりするのが、シュルレアリスト、シュヴァンクマイエルの映画の楽しさ。 実は映画の冒頭で、シュヴァンクマイエルが、この作品のことを2分30秒だけ語るという場面がある。 そこでの内容を要約すると、 「この作品は夢と現実を区別せずに描いた」 「予算がたりないから実写ではなく切り絵にした」 「自伝ではない」 「尺が足りないからこの説明を入れた」 といったところか。 もしこの冒頭解説がなかったら、もしかしたら話を理解することができなかったかもしれない。 というのも、現実と夢が入り乱れすぎて、「ここが夢で今度は現実世界だ」とか考えてしまうだろうからだ。(例えば、エフジェンの妻と夢の中の女性が実際に会って会話をしたり、エフジェンの職場に人間の身体を持った犬がいたり、鶏の頭をした人間が当たり前のように出てきて普通に過ごしていたりする。) 冒頭で夢と現実を区別しない、という前置きがあったことで、この無駄な部分に割く思考を排除してくれていると感じた。 実際他にも、現実と非現実が入り乱れる作品というのはあって、 例えば今敏監督の”千年女優”などは、似た構図だと思うが、ストーリーの大枠をつかむのがとてもむずかしかったりする。(もちろんそれはそれですごくおもしろくて大好きな作品) 監督の思惑は、「夢と現実を区別しない」作品を作るということで、それを伝えるメッセージはとても有効に機能していたと思う。 予算が足りなくて切り絵を使ったことは、実は監督にとっては妥協だったらしい。 しかしそれによってシュヴァンクマイエルらしさというか、不思議な人間の動きや、人間が大きくなったり小さくなったりするという現実らしくなさが夢の世界を強く演出していた。もしこれが実写中心だったら逆にどうなっていたんだろうと気になるところ。 「夢と現実を区別せずに映画を作る」という試みは実は監督にとって初めての試みだったらしく、次回もそのような作品になるのではないかと個人的に期待している。 映画の中で、先に紹介したエフジェンの精神科医が頻繁に 「では無意識はどうかしら?」 という言葉を発する。 エフジェンは、夢に対してただ単に夢を見たいだけで今の生活に不安はないから診断もしてくれなくていい、などと言う。 シュヴァンクマイエルは、「この映画は自伝ではない」と言っていたが、実際はどうだろうか。 この映画を撮ったきっかけは、冒頭部分を彼が実際に夢でみたからだそうだ。 そこからの夢の展開は撮影していく中で書き上げていった他人のストーリーだということだが、シュヴァンクマイエル自身の心境を思わせる箇所は随所にある。 例えば、夢の女性が最初に名乗るときの名前は「イヴ」。 これは公開前に亡くなった彼の愛する妻の名前だし、 戦争体験をもとに戦車などを取り入れたと言っていた。 ここからは完全に妄想。 やはり妻、エヴァの死がこの作品のもとにあるんではないかなと感じた。 最初に夢の中で会った女性は妻の名前を名乗り、その女性は夢分析から次第に彼の中での女性の象

  • jnkze
    jnkze 3 2014年8月28日

    とてもポップなシュヴァンクマイエルといった印象

  • Satoko_Suzuki
    Satoko_Suzuki 3.5 2013年12月16日

    劇場でシュヴァンクマイエルを観る悦びを胸に、いざ。 、、、ちょっと難しかったよーな。 笑いも結構あったけど、ホント展開がよくわからないところも。改めてまた観たいと思います。

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