甘い生活

甘い生活

La Dolce Vita
1960年製作 イタリア・フランス 174分 1960年9月20日上映
rating 3.5 3.5
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『甘い生活』とは

独特の様式美と映像美で数々の名作を世に送り出した巨匠・フェデリコ・フェリーニの代表作。主人公の放蕩生活を通して1950年代後半ローマの退廃的な上流階級社会が描かれている。脚本はフェリーニとトゥリオ・ピネッリ、エンニオ・フライアーノが共同で書いた原案に、ブルネッロ・ロンディを加えた4人で共同脚色された。音楽はフェリーニ作品の音楽をほとんど担当、後に『ゴッドファーザー』を手掛けたニーノ・ロータ。1960年カンヌ国際映画祭の最高賞パルム・ドールを受賞した。

『甘い生活』のあらすじ

作家を夢見て憧れの都会へ出てきたマルチェロだったが夢叶わず、今ではフリー・ジャーナリストとして社交界のゴシップ記事を書いている。そんな職業柄、マルチェロ自身、上流階級者や芸能人などが出入りする社交場に入り浸り、彼らと自堕落な交流を楽しんでいた。その晩も取材の後、豪華なナイトクラブへ行き、富豪の令嬢・マッダレーナと再会、安ホテルで一夜を共にする。その後、帰宅したマルチェロを待っていたのは、薬の過剰摂取で昏倒していた同棲中の恋人・エンマだった。病院に運び「愛している」と彼女に言うが、その影でマッダレーナにも電話をする。その翌日、ハリウッドのセクシー女優がローマ入りし取材をするも、最後には屋外での乱痴気騒ぎ。その場限りの快楽ばかりを求め続けるマルチェロの放蕩は止まらない。友人のスタイナー家を訪れた時、マルチェロの気持ちが揺れた。彼の人と成り、その家族との落ち着いた生活ぶりに羨望を抱いたのだ。だが後にこの一家を襲う悲劇が更にマルチェロを突き落とす決定打となるのだった。

『甘い生活』のスタッフ・キャスト

『甘い生活』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 2015年7月23日

    ローマでイケメン記者が自分を失っていく話。フェデリコ・フェリーニの最高傑作とも言われる映画。難解、というわけではないのですが意味がわからない。もしかしたら意味が無いことが答えなのかもしれません。 退廃的で堕落した、どこか近未来都市を再構築したかのような雰囲気を帯びたローマは少し現実味を帯びていません。しかし例えば東京を舞台に置き換えても充分に物語の意図は通じ我々にとっても身近なものに感じるのではないでしょうか。渋谷のセンター街でふらふらとする若者にこの映画を見せると妙に感動するに違いありません。オープニングのあれとエンディングのあれが何を意味するのかは全くわかりませんが、多分なにかその都市の象徴、いうなれば東京タワーなのでしょう。

  • Yusuke Yamamoto
    Yusuke Yamamoto 4 2015年3月9日

    かっこいいカット多い。 音楽よい。 退廃的、ニヒリズム。 フェリーニによくあるパレード的な賑やかさが虚しさ強める。 父やインテリな親友のエピソードが人生の軽薄さ、なやりきれなさ、快楽の刹那的な性質を想起させる。 2015/03/08 早稲田松竹

  • Haruka

    3時間。美しかった。 思い出の映画。

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