
『裏窓』とは
サスペンス映画の巨匠、アルフレッド・ヒッチコック監督作。舞台がほぼ主人公の部屋のみで物語が展開するという、密室劇になっている。様々な技法で観客の目を釘づけにし、最後まで緊迫感が途切れない。原作はコーネル・ウールリッチによる小説。主演は『グレン・ミラー物語』のジェームズ・スチュワート、『ダイヤルMを廻せ!』のグレイス・ケリー。
『裏窓』のあらすじ
カメラマンのジェフは、足を骨折し、自宅のアパートで療養中。退屈しのぎに窓からカメラの望遠レンズを覗いては、中庭や向かいのアパートに住む人々の生態を観察していた。 ある日ジェフは、いつものように向かいのアパートを覗いていると、喧嘩の絶えない夫婦で、病床に伏せているはずの妻の姿が見えないことを不思議に思う。セールスマンであろう夫の行動は明らかに不自然だ。ジェフは夫が妻を殺したのではないか、と推察する。恋人のリザ、看護人のステラと共に、ジェフは密かに調査を始める。やがて夫が、自分が疑われていることに気付き、警察に密告したのがジェフだと知る。
『裏窓』のスタッフ・キャスト
『裏窓』の感想・評価・ネタバレ
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これは中々の名作、と言うより好き。 普通映画は色々な場面や視点がドンドン切り替わっていくのが一般的だと思うけど、この映画はほぼほぼアパートの窓から見える景色のみで構成されている。色々な住人を日々同じ視点から観察し、その変化を楽しむ感じが面白い。もー少し事件に信憑性を感じられる要素が出てくれば良かったかなの思う。 最後のオチも素敵。
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授業の課題で何度か見たらすごく気に入ったからDVD買っちゃった
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裏窓、鑑賞。 骨折しているカメラマン…身動きのとれない彼の唯一の癒しは部屋の窓から見える近所の人たちの生活。水槽の中の魚を覗いてるように物静かにカメラワークが成されていて、ストーリー展開も非常に陰鬱でアンニュイ。窓から見える景色だけでこれ程のサスペンスを作ったヒッチコックは天才。
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