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『イントレランス(1916)』とは
ハリウッド創世記の監督として、現代にも通ずるさまざまな映画技法を確立したD・W・グリフィス。アメリカ映画の父といわれる彼が完成させた160分を越える一大叙事詩。古代バビロンの崩壊を描く<バビロン篇>、キリストの悲運を描く<ユダヤ篇>、聖バーソロミューの虐殺を描く<中世篇>、ストライキで職を失った青年と乙女の純愛を描く<現代篇>の4つの物語が同時に進んでいく。1989年にフル・オーケストラの伴奏付きでリバイバル上映され、話題を集めた。
『イントレランス(1916)』のあらすじ
〈現代編〉女性運動家に資金援助を求められた工場は、それがもとで従業員の賃金をカット。従業員たちはストライキを起こすが、弾圧されてしまう。〈ユダヤ編〉古代のエルサレム。婚礼に招待されたキリストが奇跡を起こす。その後、裁判でキリストの処刑が決まる。〈中世編〉16世紀のパリ。国王は、対立していたカトリック派とプロテスタント派の融合を画策。しかし、カトリック派はプロテスタント派の惨殺命令書への署名を迫ってくるのだった。〈バビロン編〉紀元前539年、ベルシャザル王時代のバビロン。ベル教司祭の従者ラプソードから求愛された山の娘の数奇な運命を描く。
『イントレランス(1916)』のスタッフ・キャスト
『イントレランス(1916)』の感想・評価・ネタバレ
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バビロン編、ユダヤ編、中世編、現代編の四4つからなる愛と寛容の物語が1つに絡まりあう、現代編とされるパートは゛母と法律゛と言うタイトルで1本の映画として完成していましたが、イタリアの超大作映画カビリアにインスパイアされ他を新に付け足し超大作イントレランスとして完成、バビロン編で使用された有名なオープンセットで知られる本作品だけど現代編以外は低調な感じ、現代編での物語や手法は見事です。
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1916年にしてすでに映画は出来てたとしか言えないくらいの映画。 セットの規模がスゴイ!