クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲

日本
rating 4.2 4.2
342 10

「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」のスタッフ・キャスト

「クレヨンしんちゃん オトナ帝国の逆襲」の感想・評価・ネタバレ

  • Nana_Ogasawara
    Nana_Ogasawara 4.5 2月2日

    キングオブ

  • Kenta_Kawamura
    Kenta_Kawamura 4.5 2016年10月20日

    クレヨンしんちゃんはこの頃の映画は泣かせにくる。ギャップがずるい。

  • southpumpkin
    southpumpkin 5 2016年2月22日

    クレヨンしんちゃんの劇場版は評判がよく、特に本作は圧倒的なまでの支持を獲得している作品としての認知はあったのですが、まさかここまでだとは思いませんでした。 殆どの子どもにとって親は絶対的な存在であり、つい親も人間であることを忘れてしまいます。当然のように朝ごはんを作ってくれて、当然のように仕事に向かっていく。しかしそんな「大人たちが子どもに返ってしまったら」。「お父ちゃん、お母ちゃん、いつもありがとう」という言葉はしんのすけ自身が発することはないものの、子どもにでもわかる簡単な喩え話で具体的に話して聴かせる。自分の子供に観せたい映画のナンバーワンになりました。 さらにこの作品のすごいところは大人に向けてもドキドキさせられるメッセージ性をはらんでいる部分にあります。大人はついつい子供時代に戻りたい、社会なんて嫌だ、と言いがちです。しかしこちらにも「大人たちが子どもに返ってしまったら」という喩え話が効き、全ての大人を前向きにさせ、家族を持つことの素晴らしさをシンプルに伝えてくれます。今も今でなかなかいいじゃねえか、と。 一つのエピソードで子どもと大人、双方向の心を揺さぶる力強くて優しいメッセージが込められています。レビューを書くために思い出すだけで涙が出てきます。日本映画史が誇る類まれな良脚本でしょう。それを「子どもに見せたくないアニメ」の筆頭とも言える『クレヨンしんちゃん』でやるとは。とんでもなく頭のいい人が作った脚本なんだろうと思います。 【以下ネタバレ多め】 映画的なアイディアにも抜かりありません。「懐かしい匂い」への対抗策として登場する「父ちゃんの足の臭い」です。しんのすけが父ちゃんの目を覚まさせるシーン。子ども目線としてみれば、クレヨンしんちゃんにおけるヒロシの足の臭いは鉄板ネタであり、ああいつものだ、と笑えるわけです。しかし大人にとってみれば、「父ちゃんの足の臭い」こそ働く者の象徴であり、まさに「懐かしい匂い」と対になる存在ということに気づくはず。既存のアイテムである「足の臭い」を用いて、非常に映画的な対比を見せる。劇中でしんのすけは父ちゃんが激臭により我を取り戻したかのように見えて、それは観ている子どもにとってもそうなのですが、ヒロシとそれを観ている我々大人にとってみれば真の意味がわかる。その気づきのシーンに至るまでのノスタルジックな回想も含めて最高のシーンでした。あまりにすごすぎる。 さらに子どもだけになってしまった世界はゾンビ映画のオマージュです。わんぱく者たちによる店内の占拠、無人のデパートでの宿泊、理性を失いまるでゾンビのようになった大人たちから大型車で逃げる…。ゾンビ映画からの影響を受けていないとなれば嘘になるでしょう。こういう設定も大人の心を掴んで離しません。

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