
『ゾンビ大陸 アフリカン』とは
『ナイト・オブ・ザ・リビングデッド』以来、ホラーの定番となったゾンビ映画。本作は、そんなゾンビのルーツとなった“ブードゥー教発祥の土地“であるアフリカ大陸が舞台の史上初のゾンビ映画。アフリカでのオールロケ敢行により実現した、大自然が立ちはだかる荒野の中、今までにないシチュエーションで描かれる脱出劇に期待したい。
『ゾンビ大陸 アフリカン』のスタッフ・キャスト
『ゾンビ大陸 アフリカン』の感想・評価・ネタバレ
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なんだろうこの漂うお洒落感。 薄暗い広い荒野から急に現れるゾンビ、水と食料がない絶望的飢餓状態。 アフリカが舞台の独特な演出で全てが生々しい。 自分が生きていくことで手一杯なのに、ゾンビ感染した女性に自分の赤子の命を託されて、渋々承諾しちゃう感じとかなんか生々しい。人間の優しさっていうか。そういう演出が要所要所にあって見応えがある映画です。
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各国ゾンビものアフリカ版かと思いきや、非常に高品質なゾンビ映画でした。アフリカから飛び立とうとした米軍の戦闘機が事故で落下、唯一の生き残りであるエンジニアはアフリカで現地の兵士と遭遇します。 そもそもロメロ以降のゾンビ映画とはどうにも都市型という固定観念で、こういったアフリカ大陸だとか砂漠だとか、そういった自然味あふれる地域では合わないとばかり思っていましたが、なんのその。それも撮り方次第なのですね。ゾンビ映画はハードルが低い分、どの時代にも非映画人が果敢に挑戦するイメージですが、本作の製作陣はプロの技を感じさせるものです。それは脚本にも表れています。ハードボイルドな男二人の砂漠遭難×ゾンビなので、かなり地味ながらも二人が徐々に心を許していく様子はかなり良い感じ。二人とも寡黙なので異常事態への対処は素早い。その分、映画としてはシンプルでクセのないものになっているのです。「このおっちゃんタフやなあ〜」という感想が見ることができます。オチもクールで好きです。 ゴア描写が丁寧なのもゾンビ映画としてはポイントが高い。人体破損描写はしっかり現代技術が炸裂しています。
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音もなくユックリと歩くゾンビ・・・最近スプリンター系ゾンビ多すぎたから逆に新鮮だったw