
『ゴジラ対ヘドラ』とは
「ゴジラ」シリーズ第11作目。同シリーズは、製作された時代が反映されている事が多いのだが、今回のテーマは「公害」。この社会悪の象徴として現れた怪獣ヘドラと果敢に戦うゴジラは人類の味方として描かれている。「公害」がテーマなだけに前作までに見られたコミカル色は影を潜め、テーマ曲も「水銀、コバルト、カドミウム」等化学物質名が歌詞に並び、公害の恐怖を伝えるメッセージ性も強い。またこれまでにない映像を取り入れるという試みからアニメーション等で社会情勢を表現しているのも本作の特色の一つである。
『ゴジラ対ヘドラ』のあらすじ
深刻な社会問題となっていた公害。駿河湾でも同様に海洋汚染が進んでいた。湾内はヘドロで汚され赤褐色になった海面からはブクブクと不気味な泡が立っている。そんな海中からオタマジャクシに似た奇妙な生物が見つかった。地元の漁師に聞くと、近海ではタンカーが謎の生物に襲われるという事故も起きているという。海洋生物学者の矢野は息子の研と共に現地調査に向かう。しかし、矢野は海底で謎の生物に襲われ怪我を負い、研も砂浜に現れた不気味な生物に襲われかける。海のヘドロを主食とする生物は研によって「ヘドラ」と名付けられた。ある夜、ヘドラは工場の排煙を食べるために上陸する。
『ゴジラ対ヘドラ』のスタッフ・キャスト
『ゴジラ対ヘドラ』の感想・評価・ネタバレ
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70年代の世相を反映してかなりサイケデリックな作風。ヘドラの攻撃は地味だけど強い。そして飛ぶゴジラ。
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町山さんのルーツを辿りました。 ヘドラかわいいけど強い。歌がいい。
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ツッコミどころ満載
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