
『シェーン(1953)』とは
ジャック・シェーファーの原作をもとにした西部劇。監督と制作を務めたのは、『アンネの日記』『ジャイアンツ』のジョージ・スティーブンス。出演者には、『拳銃貸します』『大いなる野望』のアラン・ラッドを始め、ジーン・アーサー、バン・ヘフリンらが名を連ねている。なお、第26回アカデミー賞で撮影賞(カラー部門)を受賞したほか、1993年にアメリカ国立フィルム登録簿に登録された。1953年に制作された作品だが、日本では2016年にデジタルリマスター版が公開された。
『シェーン(1953)』のあらすじ
西部開拓時代の、ワイオミングの高原地帯が舞台の西部劇。厳しい自然や、横暴な牧場主・ライカーとの関係に頭を悩ませていた開拓者・ジョーとその家族の前に、シェーンという旅人が現れる。ジョー一家の世話になる事になったシェーンは、少しずつ彼らとの絆を深めていく。しかしライカーの暴力は日増しに激しくなっていき、ついにライカーによって開拓者の一人が殺される事件が起こってしまう。この事件を受けて、ジョーはライカーとの話し合いに向かおうとするが、シェーンによって止められてしまうのだった。そして、シェーンは単身、ライカー一味に立ち向かっていく。
『シェーン(1953)』のスタッフ・キャスト
『シェーン(1953)』の感想・評価・ネタバレ
-
農作の一家。そこへ仕事を求めにきたガンマンのシェーン。 横暴な主ライガーとの関係に悩まされていた。 シェーンが相手陣に乗り込むクライマックス。 早撃ちは凄かったですね。 ラストシーン「シェーン!カムバック!」映画史に残る名シーンとなっている理由がわかった。
-
通りすがりのシェーンは偶然立ち寄った一家に気に入られそこに住まうこととなる。その一家ほか付近の住民は凶悪な連中に頭を悩ませていた。 シェーンは主人公といえど「俺には何も言うことができないよ」とばかりに一歩引いた立場を取っています。映画がグッと熱くなるのがシェーンが自らのやるべきこと、あるべき姿を理解したその瞬間からです。かつて別れたという銃を手に取りシェーンは決闘へ。ああさっきまで子どもを優しくあやしていたとは思えないシェーンの姿に痺れる。 名台詞である「シェーン、カムバック!」だが、「シェーンはなぜ立ち去ったか」という本映画の最も大きなテーマがある。ラストシーンで見送るのが少年1人で、彼には到底理解できなかったのですが、大人の観客ならわかるはず、とばかりにその疑問に対して映画では答えようとしていません。この辺りの余韻で涙が出てきます。こりゃあかっこいい。 西部劇ではかなり好きな部類に入る映画です。
-
@柏キネマ旬報シアター 西部劇の王道! 安心して楽しめる!!
Shane TM & Copyright (C) 2016 by Paramount Pictures Corporation. All rights reserved. / © コスミック出版