
『ニーチェの馬』とは
『サタンタンゴ』や『ヴェルクマイスター・ハーモニー』で知られるタル・ベーラ監督がニーチェの晩年の逸話にインスパイアされ作り上げた最新作であり最終作。荒野に暮らす男とその娘、そして一頭の馬がたどる運命を通して、“人間の尊厳“ や“人間存在“といった哲学的な問いを追求する。美しいモノクロームの映像に魅了される重厚な1作だ。
『ニーチェの馬』のスタッフ・キャスト
『ニーチェの馬』の感想・評価・ネタバレ
-
ニヒリズム、反キリスト思想の到達点が虚無的な世界観、という解釈なのだろうか。 こんな世界には耐えられそうもない。
-
苦痛だった。窮屈、絶望感、時間が締め付けてくるような感覚。 映画を体験するというような感じ。 つまらない、とどう違うのか、自分ではよく分からない。 2013/シネマスコーレ
-
荒涼とした地を進むボロ農耕馬の画を見てるだけで美しいとも感動とも違う言い難い気持ちになりました、痩せた土地で生きていくのは辛い毎日なはずで 淡々とした生活で楽しみもあるようには見えない 明日へ命を繋ぐのはジャガイモ1個の食事、生き延びて明日を迎えるのは死へ一歩近づくと言う事、親切な映画的説明が無い為に逆に自由さを持った映画。