
『スモーク(1995)』のスタッフ・キャスト
『スモーク(1995)』の感想・評価・ネタバレ
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ー秘密を共有できる友人がいることが 人生の意味だー ラストメッセージが物語を総括し、そして僕の心を劈くほどの感動を与えてくれた。 素晴らしい脚本だった。 ほとんど登場人物たちのエピソードトークで話しはすすむ。しかしまったく飽きないのはなぜだろう。言葉ばかりの映画で映画的だと思えるのは何故だったろう。 語られる言葉が説明でないからか。 人の使う言葉には嘘と真実があり、最も人間的なんだろう。 友を信頼したり、大切におもったりするにはその人それぞれの理由があるのだ、誰にも言ったことのない過去が関係しているのだ、そうでないとオギーはラシードを許さなかったわけで。 人間の価値は物質的なものでなくて、その人がいなくなっても残る目には見えない思い出や、人と世界との関わりで決まるのだろう。 なんとも癒された。 孤独な人たちばかりの映画の中で言いようのない温かい気持ちになれた。 早稲田松竹にて。 浸っております。
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20161224 JB
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嘘をつくとは、人を信じるとは。