
『少年と自転車』とは
第64回カンヌ映画祭でグランプリを受賞したジャン=ピエール&リュック・ダルデンヌ監督の最新作。自分を児童相談所に預けた父を見つけ、父が売ってしまった自転車を取り戻すことを夢見る少年と、彼に愛情を注ぐ女性シリルのドラマを描く。『ヒア アフター』の演技も記憶に新しいセシル・ドゥ・フランスと、新星トマ・ドレが出演する。
『少年と自転車』のスタッフ・キャスト
『少年と自転車』の感想・評価・ネタバレ
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いくらなんでもセシル・ド・フランスが無償の愛すぎるが、リアリズムの上で成り立つ寓話、っていうのがダルデンヌ兄弟の持ち味なのはわかった。
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父親と連絡がとれなくなった、児童施設の少年が、居場所を探すはなし。いろいろな展開のキーに自転車が使われている。 切実な様子と、少年らしい頑なさ。最後の最後まで、自転車が印象的に使われている。 好き。
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少年を取り巻く世界から良いも悪いも彼に影響していってしまう危うさを感じた。 彼の心境とかあまり出てないのが余計。 彼の唯一の所有物である自転車。 自転車で綴る彼の日常。 最後まで淡々としてて、なんかよかったなぁ。