オレンジと太陽

オレンジと太陽

ORANGES AND SUNSHINE
2010年製作 イギリス・オーストラリア 2012年4月14日上映
rating 3.5 3.5
13 10

『オレンジと太陽』とは

名匠ケン・ローチの息子ジム・ローチの初監督作品。イギリスの黒い歴史とも言われる“児童移民制度“の真相を暴いたマーガレット・ハンフリーズの実話を描く感動のヒューマン・ドラマ。演技派女優エミリー・ワトソンが、巨大な権力にたったひとりで立ち向かった女性を見事演じきった。そのひたむきな姿に心打たれること間違いなしの感動作だ。

『オレンジと太陽』のあらすじ

ソーシャルワーカーとして働くマーガレット、ある日見知らぬ女性シャーロットに訴えられる、「私が誰なのか調べてほしい」。 その女性は幼いころ、数百人の子供たちと共に船に乗せられオーストラリアに送られたという事だった。最初は信じられなかったマーガレットだったが調査の結果、シャーロットは死んだと聞かされていた自分の家族の生存を知り、またその母も娘シャーロットがオーストラリアに送られていたという事実を知ることになる。 マーガレットはその後、オーストラリアに向かいシャーロットと同じ境遇の人々が大勢いることを発見。その人々は過酷な環境下で育っており、苦しい人生を送っていたのだ。マーガレットは彼らの家族を探し出す活動をはじめ、その結果、当時英国が児童施設などに入っていた子供たちを福祉の名のもとにオーストラリアに送っていたことが判明。 英国政府最大のスキャンダル「児童移民制度」に切り込んだ意欲作である。

『オレンジと太陽』のスタッフ・キャスト

『オレンジと太陽』の感想・評価・ネタバレ

  • ゆう

    1970年頃まで行われていたという児童移民。表向きには「英国の貧困家庭に住む児童や虐待にあっていたり、孤児の子をオーストラリアへ移民させる」という政策だったらしいのだけれど実際は「親は死んだ」と嘘を付かれて船に乗せられオーストラリアで重労働をかされたり性的虐待を受けたりしていたという。そのこの親たちも取り返しにいこうすると「あなたの子供は向こうで裕福な家庭で幸せに暮らしてるんだ」と門前払い。 そんな事実を暴こうとした女性マーガレット・ハンフリーさんの実話。 メインはマーガレットさんなので回想シーンなどは無いけれど過去に虐待を受けた人たちのインタビューシーンなどで心を抉られる。 マーガレットさんのおかげで英豪の政府もやっと認め謝罪したらしいです。(なんと英豪の政府と教会がやっていたことらしい) 何よりも許し難いのは"聖職者"と呼ばれる彼らが少年たちに重労働を課して修道院を作らせたり、さらにはレイプをしているにもかかわらず、功労者として石像を奉られ、崇められていることだ。 日本人だからわかりにくいけどあの神父というだけでの信頼関とはなんなんだろう。 劇中で使われるWild Worldが印象的だった。

  • えりぞ
    えりぞ 3 2014年3月24日

    英豪の児童移民

  • 竪琴

    2013.12月に鑑賞

『オレンジと太陽』に関連する作品