
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』とは
『さよなら渓谷』で第56回ブルーリボン賞 監督賞を受賞した大森立嗣の監督作品。社会の底辺でもがきながら生きる3人の若者たちを描いた青春映画。現状を打破しようと懸命に生きる若者たちを、若手俳優たちが演じている。 主人公のケンタを演じるのは、松田優作の次男で『花より男子』の松田翔太。共演者には、ジュン役の高良健吾。カヨちゃん役の安藤サクラ、柄本佑、柄本明らが名を連ねている。本作は第20回日本映画プロフェッショナル大賞で高良健吾が新人奨励賞を受賞した。
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』のあらすじ
児童養護施設でケンタとジュンは兄弟のように育った。今は一緒に「ハツリ」という仕事に就いている。「ハツリ」とは工事現場で電動ブレーカーを使って壁の破壊をする、低賃金かつ重労働の仕事だ。 ひたすら壁を壊し続ける日々の中、ケンタは裕也という先輩にカネを巻き上げられている。昔、兄のカズが起こした幼女誘拐事件をばかにされ、怒ったケンタが裕也に怪我をさせたことがあり、その賠償金としてカネを支払っているのだ。 そんな生活に嫌気がさしたケンタとジュンは裕也の車をハンマーで破壊し、カズがいる網走刑務所へ向かう。ケンタはカズがこの閉塞感を打破してくれると信じていた。
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』のスタッフ・キャスト
『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』の感想・評価・ネタバレ
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2018/11/20 GYAO!
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公開当初に観た時は絶望の深い映画だなあと思ったものですが、数年経って観直してみると、脚本の荒さが目立ちました。 施設育ちの教養も金もない男二人が、ある日キレて、雇い主から金と車を奪って逃走する話。行きずりの馬鹿なビッチも同行します。孤独な三人の逃避行、どこかで聞いたことのある絶望のロードムービーです。 脚本は荒いんですが、安藤サクラの存在感と演技力がずば抜けていて目をみはります。彼女こそまさにカメレオン女優。
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サクラちゃんが大好き♡ あんなにかっこいい 高良君がこの映画だとかっこ良く見えなくて ほんとにカメレオン俳優だなと シミジミ思ったww
©『ケンタとジュンとカヨちゃんの国』製作委員会