天国と地獄

天国と地獄

1963年製作 日本 143分 1963年3月1日上映
rating 4 4
36 6

『天国と地獄』のスタッフ・キャスト

『天国と地獄』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 3 7月19日

    大切な契約を控えた靴メーカーの重役の息子が誘拐…、されたかと思いきや一緒に遊んでいた運転手の息子が誘拐される。お金を出し渋る男だったが…。 黒澤明監督によるサスペンス映画。ヒッチコック『ロープ』を思わせるワンシチュエーションスリラーを1時間ほどやった後、一転警察らが犯人を追い詰めていく映画に。三船敏郎演じる男が金を出すか出さぬか、という駆け引きが面白すぎたので後半のどこにでもありそうな犯人追跡シーンは中だるみのような印象に。しかし天国と地獄、というテーマは脈々と感じられます。犯人が見上げる重役の住まいは確かにあまりに尊大で憎しみの対象に成りうる。映画の申すところは、金持ちというのはあくまで結果であり、その前には人物の人間性があるというところ。立派な人間たるものは立派なのです。その逆も然り。 煙突から煙が出るシーンは思わず声が出ました。調べてみると本作がこのアイディアの源泉だそう。『シンドラーのリスト』?いやいや『ムカデ人間2』です。 麻薬中毒者たちが屯する街並みの退廃的な雰囲気や、ニヒルな面した犯人によるラストシーンが非常に面白い。古典映画という枠に入れるには惜しいエンターテイメント性抜群の映画です。

  • Junichi  Nakamura
    Junichi Nakamura 0 2017年10月10日

    20171010 TOHO 上大岡

  • めちつ
    めちつ 4 2015年9月21日

    初黒澤明監督でした. 「身代金を受け渡すのがこだまだったけど、こだまは新幹線が開かないはずだよ」「でも当時はまだこだまは開通してなかったんじゃない」という父母の会話がきっかけで視聴するに至りました.犯人役の役者さんについて「この人『日本で一番長い日』鈴木貫太郎やってた人だよ」と言われてびっくり…。 「夏は暑くて、冬は寒くて寝られやしない」と高台に住む靴屋の社長息子を恨んだ男の目がぎらついたり、髪の毛に何か付いてたんでしょうか、てらてら光る反射が黒色と相まってより緊迫した画面を構成しているというか。 犯人からの電話に出る権田に寄り添う奥さんのしなった線とはらはらした瞳がうつくしい、と感じました. 撮影した当時は冬で俳優さんはみな、白い息が出ないように口に氷を含んで撮影に臨んでいたようです.

『天国と地獄』に関連する作品