
『ゾンビ処刑人』のスタッフ・キャスト
『ゾンビ処刑人』の感想・評価・ネタバレ
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戦死した男が無言の帰宅。しかし墓の底からまさかの復活、悲しみに暮れる友人のアパートに転がり込む。最初は戸惑う友人だったが…。 面白いゾンビ映画は観枯れた、とばかり思っていましたがこんな秀作を見過ごしていました。ちょっと衝撃的な面白さです。正確に言えばゾンビ映画(言ってしまえばロメロ的な)ではありません。不死身となった男が世直しをする映画なので、その醜悪な出で立ちも含めると『悪魔の毒々モンスター』に近い。ただしコメディは洗練されています。笑えるシーンはたくさんありますが、終盤のバイブのシーンはゲラゲラ笑いました。ここ最近観た映画で一番笑った。なんでこんなに笑えたのかと言うと物語の展開はとてもシリアスだからです。死を免れたものの、どこか破滅的で刹那な感じがあります。いつまでも続かないんだろうな、という漠然とした不安。それは見事に的中するわけですが。『ブルース・ブラザーズ』な展開もあり、エンターテイメント性も高い。 2時間という長尺のゾンビ映画、とのことで敬遠されている方はもったいない。ゾンビ映画ではなく、ヒーロー・青春映画なので2時間はあっという間です。 虚構に転落していくかのようなラストシーンも見事。
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切ないエンディングが好き
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コメディーでは無い