
『彼岸花』のスタッフ・キャスト
『彼岸花』の感想・評価・ネタバレ
-
娘を嫁に出す時の父親のやきもきした気持ちを描いた映画です。小津監督独特のパーンやズームを一切しない、ずっと下から狙ったカメラワークで、他人の家の事情をひっそりと覗いているような気になります。後で知ったのですが、監督初めてのカラー作品で、フォルムの色の出方にものすごくこだわったそうですね。確かにやたらと赤が目につきました。彼岸花という名前もその色からきているとか。それと同じくらい目につくのが有馬稲子や山本富士子などの当時の人気女優達の輝きです。とってもお綺麗。作られたものではないそのままの美しさが画面から滲み出ていました。
-
小津安二郎。 セリフに抑揚がないのが、昭和だなー
-
小津安二郎の『彼岸花』 娘の結婚を散々気にしていた父が、いざ娘が結婚すると言いだすと拗ねてこの結婚は認めないだのと言いだす話。