メリダとおそろしの森

メリダとおそろしの森

Brave
2012年製作 アメリカ 94分 2012年7月21日上映
rating 3.3 3.3
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『メリダとおそろしの森』とは

フルCGアニメの第一人者であるピクサー・アニメーション・スタジオが、初めて人間の女性を主人公に据えて描いたファンタジック・アドベンチャー。10世紀のスコットランドを舞台に、退屈な王家の伝統に反抗する若き王女メリダの大冒険と、やがて家族と王国の危機を救う為大活躍する迄を描く。従来のピクサー・テイストとは少し異なり、展開やトーンも含めて大人向きの作品となっている。 ディズニーの実写超大作『ジョン・カーター』の脚本家マーク・アンドリュースと、『プリンス・オブ・エジプト』を手掛けたブレンダ・チャップマンが共同でメガホンを取る。声の出演はケリー・マクドナルド、ビリー・コノリー、エマ・トンプソンら。2012年アカデミー長編アニメ賞を獲得している。

『メリダとおそろしの森』のあらすじ

時は10世紀、スコットランドの広大な森に隣接する王国ダンブロッホ。得意な弓矢を手に、馬に乗って野山を駆け巡ってばかりのおてんば娘・メリダは、この国の王女である。今日もまたメリダは、母のエリノア王妃から「王女らしく振る舞いなさい」と小言ばかり言われて思わず口喧嘩してしまう。 鬱憤を晴らしに森へと出かけたメリダは、森の奥で不思議な炎を発見。導かれるままに、さらに奥深くへと分け入ったメリダは、やがて魔女の住む家に辿り着く。 王女として生まれた自分の運命に嫌気が差しており、自由な人生に憧れるメリダに対し、魔法により運命は変えられるとうそぶく魔女。そして希望通りに魔法をかけられたメリダだったが、それは森と人間との掟を破ることとなり、王国全体に恐ろしい呪いが掛かってしまう……。

『メリダとおそろしの森』のスタッフ・キャスト

『メリダとおそろしの森』の感想・評価・ネタバレ

  •  みーぱぱ
    みーぱぱ 4 2017年11月8日

    2017年 99本目 BDにて鑑賞

  • エミデブ
    エミデブ 5 2017年9月15日

    今朝、バイト先のシェフ長に女の子が生まれ、昨日のバイト終わりに話をした。 「僕も今22歳で、ただでさえ長かったのにまだきっと生きるんですよね。○○さんのお子さんも明日生まれる予定(帝王切開だったため)ですけど、そこから何十年も関わってくっていうのはすごいですね」 「そう考えるとすごいよな。1人目のガキの時でさえ生活も考え方も全部変わって、生まれてからガキのこと考えなかったことねーもん。やっぱり親はガキのことが心配なんだよ。おめぇも母ちゃん大事にしろよ」 そんな話をして、僕自身は父にも母にもなれないからすごく羨ましいという気持ちと、なんかこういうのは初めてなんだけど生命の神秘みたいなものを感じて「あぁ、俺は結局、子供が欲しいんだな」と思っていた。 メリダとおそろしの森。今作が描くのはなんといってもその家族愛であろう。 王家に生まれたメリダは、厳しく王妃として凛とした母。熊を倒した代償に足をなくした父。そして、生意気で狡猾な三つ子の弟を持つ。 お姫様らしく振舞うように指導する母と、好奇心旺盛で勇敢なメリダは度々対立するが、メリダを結婚させようと母が3人の勇敢な男の息子たちを城に呼び寄せたことにより親子の絆が崩壊してしまう。メリダは偶然、魔女の元を訪れ、母をかえる魔法をかけるよう魔女に依頼する。魔女が作ったケーキを母に食べさせると、母は大きな熊の姿に変わってしまった。魔法を解く鍵はただ1つ。「プライドに裂かれし絆をなおすこと」 ストーリー的には、物珍しいものではなかった。特に熊と人間の物語はディズニーでは特に取り扱われる。思いつくものでもブラザーベアやジャングルブックなど。オチまで大方予想のつく物語ではあったのだけれど、亡くなったスティーブ・ジョブズに捧げられたこの物語は、あえてオーソドックスという道を選んだのかなと思う。ディズニープリンセスというのも、その道が故かなと。 そのオーソドックスな中にも、この映画独自の面白さは十分に満たされていたし、景色や音楽といった雰囲気の良さもかみ合ってすごくいい出来だったなと僕は思う。 例えば「プライドに裂かれし絆」。この言葉が意味するものは1つではなかった。親子を描いたタペストリーの意味もあっただろうし、最初は母のプライドと思っていたものが、実際に考えてみるとメリダのプライドも、絆を裂く要因であったと思う。また、熊になった母は、王妃として外見上のプライドがない姿だと思うし、途中でティアラを落とすところからもそのことが想像できる。そして、初めて気づいた点なのだけれど、このように例えば熊に変わる物語は、単純に熊に変わっているのではなくて、それは一時的ではあるものの「死」を表しているのではないだろうか。今までの母を亡くしてその大切さや偉大さに気づくことは、それは実生活に置き換えると、死をもって学ぶことが多いものだと思う。もっと単純に一時的な別れという考え方もあるかもしれない。しかし、死を経験し残された人間が味わう「生きてたらこういったことをしてあげたかった。あの時こうすればよかった」という儚さをせめておとぎ話の世界では叶えてあげているように思う。 ここで思い出して欲しいのが、スティーブ・ジョブズの追悼作品であることだ。そして、この映画にはカーズの制作中に亡くなった人物の顔も登場する。劇中には、鬼火が何度も登場し、その鬼火が何かは劇中で明かされないが、劇中では主人公たちを導く存在である。スタッフロールを観たであろうか。スティーブ・ジョブズの名前の周りを舞う鬼火の姿を。残されたものたちがこの映画を通して発信したメッセージに違いない。これだけでも鳥肌が立つほど良くできた作品ではないだろうか? そして有名な話かもしれないがさらにこの映画に興味を湧かせる話を1つさせてもらいたい。 それはこの映画に登場する魔女が、モンスターズ・インクの女の子、ブーであるという仮説があることだ。ピクサー作品は全て同じ時間軸で繋がっていて、パラレルワールドではないという説があって、それはバズ・ライトイヤーに使われてる電池とか細かいことに気づく人が解説しているのをみればかなり根拠のあるものだとわかる。そして、サリーにもう一度会いたいと思ったブーがドアの技術を研究して魔女になったという説。この映画を観た人はお気づきだろうか。魔女がドアを開ける度にその姿を消すことと、魔女の家にサリーの絵が置かれているということに。

  • ぼー

    2012 映画館。

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