
『それでも、愛してる』とは
2度のアカデミー賞受賞に輝くジョディ・フォスターが、『ホーム・フォー・ザ・ホリデイ』以来、三度目の監督を務めた感動のヒューマン・ドラマ。ある日、突然うつ病になってしまった夫とその家族が、もがきながらも新たな一歩を踏み出すまでを描き出す。突然うつになった男の複雑な心境を見事に体現した名優メル・ギブソンの名演っぷりに注目だ。
『それでも、愛してる』のスタッフ・キャスト
『それでも、愛してる』の感想・評価・ネタバレ
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「ラースとその彼女」と同じように、鬱患者が、人形を擬人化することで、自己を解放していく。時にその存在が自分自身の脅威にさえなってしまうのだけど、最後はお別れを自らすることで、本当の精神的な自立や回復の過程を映画化したもの。 メルギブソンさん、すごい!!
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ぬいぐるみのビーバーと一体化したおっさんは、シャレにならない版『Ted』か。もともとメル・ギブソンって『マッドマックス』も『リーサル・ウェポン』シリーズも狂気のトラウマ男だったし、鬱病を患う父親役もガチである。というかこれ、監督兼妻役のジョディ・フォスターからメルギブへの励ましみたいな…そう思うと尚更切なかったり。ビーバー親父の主観パートと、息子目線パートが思ったより巧くシンクロしないのが残念だけど、そういやメルギブって渋い良い声してて、それが凄く生かされてる。 息子がアントン・イェルチェン、その相手役にまたジェニファー・ローレンスが。アントンは潔く坊主頭の方がいいよー。
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何が本当に自分にとって必要なのか。色んな苦しみを乗り越えてでもそれに気づくことができれば、きっと幸せになれるはず。 ビーバーの人形を左手にはめて2つの人格を演じるメル・ギブソンの演技は圧巻!(この映画観るまで知らなかったけど。。。)