71フラグメンツ
71フラグメンツ
71 Fragmente einer Chronologie des Zufalls
スウェーデン 1994年上映
rating 3.3 3.3
5 4

『71フラグメンツ』のsouthpumpkinの感想・評価・ネタバレ

southpumpkin
southpumpkin 3 2016年2月15日

ハネケ御大初期監督作。『ファニーゲーム』直前の作品です。銀行での無差別銃乱射事件に至るまで、随所に当時のニュース映像を挟みながら様々な人々の生活を断片的に映しだす退屈な映画、となりそうでならなくて少しなった映画でした。世界情勢を伝えるニュース映像を本流にし、何の関係もなく毎日を送る人々。それぞれに悩み事を抱えたり抱えなかったり、そんな人々が銀行に集まり銃乱射事件に遭遇するのです。そしてその事件もニュースとして伝えられる。人々もニュースの一部になっているのです。僕達がのうのうと生きている間も凄惨な事件は起き続けていて、それはとても身近になる場合も多いのだよ、というわけです。しかしここに至るまでの日常を切り取った映像が非常に退屈。確かに基本的に長回し、定点カメラというハネケらしさは感じるものの、そういうのに全く興味が無いと鑑賞は辛いかと思います。 一人の老人が登場しますが『愛、アムール』を思わせるキャラクターでした。こういうところに発想の種があったということでしょう。