反撥

反撥

Repulsion
イギリス 1965年8月18日上映
rating 3.9 3.9
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『反撥』のスタッフ・キャスト

『反撥』の感想・評価・ネタバレ

  • southpumpkin
    southpumpkin 4 8月29日

    姉が旅行に行き、取り残された妹がどんどん精神的に追い詰められていくサイコホラー。混み入った映画ではない、実に見どころの多い映画だ。映像全てがカトリーヌ・ドヌーブ演じる女の精神性を反映させている。私の好きな映画『ポゼッション』のもっと源泉に近いあたりに位置する映画なのだろう。何度か映画を静止し、繰り返し鑑賞したりした。最近カメラを手に映像を撮ることも多く、いつか真似してみたい。

  • Daiki Kinoshita
    Daiki Kinoshita 3 5月16日

    自分が観たロマンポランスキー作品で1番古い物であったが、キレのある演出方法が今でも褪せてなくて良かった。 主人公の崩壊をひたすら描いていて、普通だったらもっと退屈なはずなのに、観てしまう感じがやはりすごい。

  • Kozai Szatosi
    Kozai Szatosi 4 2018年7月2日

    カトリーヌ・ドヌーヴが何に怯え、恐怖しているのか。それは本人のみぞ知ることである、ということは、最初と最後のカットで提示されている通りであり、結局何もわからないが、どうやらそれは男性への恐怖心に起因するらしい。 終始アパートの中だけではあるが、手持ちキャメラ中心の不安定な撮影はめまいを催すほどで、これはなかなか観たことがない。 腐りゆく兎肉、芽の生えたジャガイモ、壁のひび割れ、あるいは剃刀やヤカン、ピサの斜塔など、悪夢的なイメージと男性器のメタファーが洪水のように次々と現れるが、何が怖いって、各部分の始まりと終わりが不明瞭なことだ。こうしたイメージはいきなり現れはするが、ふいに終わってしまい、また別の場面になってしまう。ヒロインがレイプされる妄想をする場面すら、何ら決着を見せずに暗転して終わるので、観ている方はかなり具合の悪い、不快な思いをすることになるのだ。 また、秒針やノック、電話のベル、足音などの特定の生活音が繰り返し使われ、ノイローゼになりそうになる。 特に、レイプの場面は、悲鳴やうめき声が一切なく、秒針の音だけが聞こえる。これは驚いた。 こういったポランスキー流の不快演出のおかげで、ドヌーヴはあまり熱心な演技をせずに済んでしまっている。文字通り、彼女は人形のようであって、いわゆる「演技派」ではないように思う。

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