
『エマニエル夫人』とは
タイ・バンコクを舞台に、外交官夫人である若妻エマニエル夫人が自ら身を投じる自由奔放かつ多種多様な性生活を、開放的な異国情緒あふれるバンコクの美しい景観とともに詩的に描き、本国フランスのみならずここ日本でも大ヒットし大いに流行したソフトコア・ポルノ。その過激な性描写の数々は、一般公開映画としては当時珍しいレベルであり、長年にわたり「エマニエル夫人」というキーワードが独り歩きし浸透するほどのインパクトを残した。写真家出身のジュスト・ジャカンがソフト・フォーカスを生かした映像創りに成功、ピエール・バシュレ作の音楽・主題歌がさらに相乗効果を上げている。主演はモデル出身のシルヴィア・クリステル。本格的なデビュー作でありながら、早くも世界的にその名を知られることとなった。大ヒットを受けて、その後続編が次々と製作されている。
『エマニエル夫人』のあらすじ
ある年の秋、パリの空から外交官である夫ジャンの新たな赴任地であるタイの首都バンコクへ、一足先に赴任していたジャンのもとへ、若妻エマニエルは旅立つ。久々の再会を喜び、愛を確かめ合うふたり。秋のパリに比べ、心地よい乾いた空気と開放的な異国情緒あふれるバンコクの風に吹かれたエマニエルは、やがて自由奔放な生活を堪能し始めた。ある日、とある庭園で催されたパーティに足を運んだエマニエルは、外交官、芸術家、気ままな独身の男女、有閉マダムなど、さまざまな男女と出会う。それぞれが持つ多様な性的嗜好を感じ取ったエマニエルの中で、何かが大きく変わり始める……。
『エマニエル夫人』のスタッフ・キャスト
『エマニエル夫人』の感想・評価・ネタバレ
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エマニエル夫人と言うタイトルを聞いただけでとてつもなくエロい映画なのだろう…と思っていた思春期(笑) 実際はソフトフォーカスな映像美と異国の地バンコクで性の伝道師の老人の教えに従い女の性を解放していく若妻エマニエルを描いたポルノ映画。 五感をくすぐられるようなあの有名なテーマソングとシルビア・クリステルの小悪魔的な美貌が魅力的。 エロと言う下品な言葉ではなくエロチシズムと例えたい(笑)
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そこらのAVよりも断然エロい。最高。
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誰もが知ってるあの曲から始まって、いきなりアンニュイな気分に。 性に対して寛容な考えをもつ夫の下、本能のままに快楽を追求するエマニエル夫人の情事が描かれる。本編では規制が入っているけど、女性たちがなんの恥じらいもなく裸をさらけだしているシーンが多い。 あと女性同士の絡みも結構あるんだけど、それはレズビアンだとかバイセクシュアルだとか、なんかそういうのを超越してる感じで、ごく自然に、求め合う姿が印象的だった。 少し紗のかかった映像がとびきり官能チックで魅力的。