その夜の侍

日本
rating 3.3 3.3
191 61

「その夜の侍」のスタッフ・キャスト

「その夜の侍」の感想・評価・ネタバレ

  • norisuke_vip
    norisuke_vip 3.5 2月11日

    暗い

  • mazda620
    mazda620 2.5 2016年8月11日

    『お前を殺して俺は死ぬ』 殺された女性の夫と、女性を殺してしまった男の運命のその日までを描く。 生きることの苦しさが映画全面から伝わる。ただただ虚しい。平凡な日常が辛い。"生きてしまってる人たち"みたいでむごい。 このなんとなく生きてる苦しさ っていうのを、犯人と被害者側が同じ空気感で描かれてることがたえられなかった。最低最悪の男だけど殺したといってもたまたまひいてしまった、事故だった。それでも殺人は殺人で、悪くないのに罪になることは、彼にとって苦しいんだろう。ただ、残された夫の苦しみとは正直比にならない。苦しさを比較するのは違うけど、なんとなく生きている上で感じる生きにくさと、取り残されて生きるしかない呆然とした生きにくさはまったくの別物。 殺した男は「あいつは死んでもいい」といわれるような、優しさの欠落した最低な男だったけど、それでも人を殺してしまったという重い傷みをこれからもかかえて生きていかなければならないというのが伝わるのは、"大変なことをした"という自覚からくるのだと思う。表には少しもそんな様子はださないけど、間違いなくどこかで、自分が犯したことの重大さを少なからず感じているのがわかった。ただ認めたらもっと生きにくいから強がって悪くない人みたいに振る舞うんだろうけど、決して何も感じていないわけではないんだろうな。謝ってもどうにもならないから、どうしたらいいかわからなかったのかな。どうしようもできないじゃん、っていう現実を理解してるからこその開き直りって感じ。 例え人殺しだって、死を恐れてるのだと思った。あれだけ人に対して強気な木嶋が殺される日がくるという現実に内心すごく不安なのが伝わる。この人も生きてるんだって実感する。死ぬのが怖いって生きてる証な気がする。 全体的にとても感情移入しにくく、人生に対して冷めてるような目線をもつ彼等が何故そうなってしまったのか、被害者の夫を演じた堺雅人を覗いて1人もわからなかった。彼等はいつからこんな風に生きているんだろう。そんな人間になってしまった過程があまりに見えないので理解しがたかった。登場人物ほとんどおかしな人たちだけど生まれつき本能的にそういう人間ですって描かれ方は好きではない。脇役はともかく、犯人の人物像はもっと描いてよかった。殺したその後の人間像しか描かれないから、殺す前からここまで捻くれてる人なのかどうかもわからないし、"木嶋"の人間性ではなく、"犯人"の人間性を描いていた感じがして木嶋については何も見えてこなかった。 最後運命のその日、彼が木嶋に言った言葉〜家に戻った、最後の留守電とプリンの時間だけが印象的だった。被害者の彼に簡単に共感なんてできるわけがない。客観的にしか見れないのはある意味当たり前かもしれない。誰かの孤独を簡単には理解できない。だからこそ私にはこの映画は苦しい以外何一つ残らなかった。

  • Yuzukappa
    Yuzukappa 4 2015年12月6日

    よかった、 安藤サクラのシーンすごい面白かった。 大事な人を殺した相手への憎しみをどう昇華できるだろうか、それは筆舌に尽くしがたい。 しかしこの映画はそれを映画的に表現できてる、言葉でなく、映像としてわかることができた。すごい。 山田孝之みたいなやついる。大っ嫌い。 少し演劇の要素がはいって、いい感じのとこでいいこと言うみたいなわざとらしさも、最後までみると納得できる。 あと留守電とか工場の音の使い方とか、細かな生活音の使い方に脱帽。芝居は全員すげえ。 骨太。

「その夜の侍」に関連する記事