
『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』とは
『レインマン』などで知られるバリー・レヴィンソンの息子、サム・レヴィンソンが監督と脚本を担当した家族ドラマ。とある家族が結婚式に参加するために再会するものの、お-互いにかみ合わない姿を鮮烈に描き出す。『オーシャンズ13』などのエレン・バーキンが主演を務め、その母親をエレン・バースティン、前夫の妻をデミ・ムーアらベテランが-演じている。初監督作ながら、第27回サンダンス映画祭脚本賞受賞のサム・レヴィンソン監督の実力に注目だ。
『アナザー・ハッピー・デイ ふぞろいな家族たち』の感想・評価・ネタバレ
-
バラバラな家族のドラマ。 いかれちゃってる息子の台詞で、家族が絆を感じるのは、結婚式ではなくお葬式だ、とあった。本質をついていたと思う。 人の悲しみや痛みが分からないと、優しい人にはなれないのだ、とも思った。
-
地味に豪華キャストを集めた家族の群像劇。ジョージ・ケネディを久々に観るとは。狂言回し的なエズラ・ミラーは『少年は残酷な弓を射る』と全然違って、ちょっとバカっぽい若さと軽さがよかった。ただ、それぞれに抱える問題が単に病的で済まされ、見えるのは対立構図だけ。それもいささか強引に煽りすぎ。それでも気の利いた音楽の使い方のおかげで、エンディングには余韻が残る。
-
これかなりハマりました。もっと駄目な映画だと思っててゴメンと言いたい。 『どのキャラもウザくて誰にも感情移入できない』とかブログなんかでは酷評の多い中、どっぷり入り込んでるってことは、私もあっちの世界に所属らしい…。 音楽の使い方もいいし、浮き輪で流されてる絵とか気に入った。