
『アナザー・カントリー』の感想・評価・ネタバレ
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イギリスの美少年だけでも十分ワクワクするのにパブリック・スクールなんてお釣りがくる!と思い、やっと観ることができました。 まず建物が素晴らしいです。資料集が欲しいくらい。 トミーの共産主義もストーリーをすべてなぞらえたあとだと、なんだか気持ちがわかる気がします。弱者やマイノリティーが踏みにじられるのはまだ変わってないなあ。
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キレイなイギリス青年・少年がたくさん。コリンファースは若い時からコリンファースなんだなぁと。
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第一次英国男子(当時は貴公子)ブームといえば真っ先にこの映画であり、これが青春の一頁だった男子がいる。パブリック・スクール内の描写だけで目眩するほど耽美だが、そこでの政治とその後の運命を90分という尺でたっぷり想像させるのが良い。そして『アナザー・カントリー』があったから『裏切りのサーカス』や『イミテーション・ゲーム』があるというか、背景事件だけでなくムードが通底してる気がする。あと、コミュニストとゲイって『苺とチョコレート』『蜘蛛女のキス』とも共通するし。 何よりも、クリケット着やガウン姿が優雅すぎるルパート・エヴェレットとコリン・ファースが完璧!2人ともこれがオリジンで、そのイメージのまま変わらないからすごい(ヒュー・グラントを加えたら英国男子の雛型完成)。しかも現実でもホームズ&ワトソンみたいな絆がずっと続いてる2人なので、それを重ねながら観ると感慨もひとしおです。リアル・ブロマンスばんざい。
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中・高生の頃、男2人で楽しそうにしていると、お前ら”アナカン”かよ とか ”モーリス”かよ とか言ったり言われたりした。(ホモの代名詞として使われていた) あれから うん十年… やっとアナカンを初見! もっと”ホモホモ”してるかと思ったらぜんぜん違った。 時代背景を知らないとちょっと辛い映画かな? 古い英国の庭園や美少年を楽しむ映画でした(笑) 次は”モーリス”に挑戦!!
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「首筋から蜂蜜垂らして鎖骨に溜めてそれを舐めとりたい」という台詞を忘れることはないでしょう
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エロはなかった
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2013/01/05 テアトル梅田 【語り継ぎたい映画シリーズ】にて鑑賞。年老いたスパイの回想として描かれる耽美な世界は、竹宮恵子原作の実写版と言われても納得してしまいそう、と言えば分かりやすいだろうか。主演のルパート・エヴェレットはもちろん、若き日のコリン・ファースも見事なくらいのイケメンぶりである。面白いのはこの物語の主人公のモデルになったのは「裏切りのサーカス」で描かれたスパイ集団の一員のガイ・バージェスという実在の人物で、その「裏切りのサーカス」にはご存知のようにコリン・ファースが出ている事。偶然なのだろうが何か不思議な巡り合わせを感じてしまう。