愛について、ある土曜日の面会室
愛について、ある土曜日の面会室
Qu'un seul tienne et les autres suivront
rating 3.8 3.8
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『愛について、ある土曜日の面会室』のs_p_n_minacoの感想・評価・ネタバレ

s_p_n_minaco
s_p_n_minaco 0 2014年1月28日

のっぴきならない冒頭から全体像が掴めないまま、バラバラな3つの話が平行して進む。偶然の出会いによってもたらされたそれぞれの危なっかしいドラマが、やがて1か所に集約されていくクライマックス。制限ある面会室で、映画はようやく手持ちの札を全部見せるのだけど、改めて冒頭シーンが別の意味でのっぴきならないと解る。この辺のカットバックが実に巧くて、群像劇という形式さえ反転させてしまう。そしてラストシーンの静けさ。じわじわと息詰まる見事な構成! しかし近頃なぜか刑務所もの映画が続いてる自分…おかげで各刑務所の違いとか見比べたりして。それだけ刑務所が社会の縮図なのか。『預言者』にも出てたレダ・カテブ、良いなあ。