塀の中のジュリアス・シーザー
塀の中のジュリアス・シーザー
Cesare deve morire
イタリア 2013年1月26日上映
rating 2.9 2.9
21 10

『塀の中のジュリアス・シーザー』の感想・評価・ネタバレ

  • s_p_n_minaco
    s_p_n_minaco 0 2015年3月16日

    イタリアの刑務所内で「ジュリアス・シーザー」を上演する受刑者たち。強面重罪犯の凄みとやけに達者な演技に驚く。が、やがて巧すぎるカット割りや演出から明らかにドキュメンタリーじゃないと気付く頃には、既に刑務所がローマ帝国と化してるのだった。役と本人と関係がシンクロし、鉄柵にコロスが群がり、コンクリートの壁に囲まれた獄中は血腥いシェイクスピア劇の完璧な舞台装置。モノクロの生々しい迫力は、もはや古代ローマ時代に存在するかのよう。そして劇中劇、映画、俳優と演技の境界が渾然一体となったカタルシスに幕を下ろす台詞がとどめを刺す。それこそが悲劇。イタリアでなくちゃ作れない映画じゃなかろうか。

  • doshira

    途中寝そうになったけど最後まで見通す価値はあります

  • 竪琴

    久々のタビアーニ兄弟作品!半ドキュメンタリーな演出です。大方モノクロなのも効いてます。昔のネオ・レアリズムみたい。虚実入り交じる部分もすんなり観れました。面白かったー! 2014.8.6.鑑賞

  • senceofwonder
    senceofwonder 1 2014年7月22日

    最期のための映画という言葉がぴったり。 久しぶりに映画を1.5倍速で観た。 ただ、私が感じたのは、ジュリアスシーザーという、読まずとも誰もが一度は耳にしたことのある物語の普遍性についてである。 純粋芸術としての戯曲に、シェイクスピアに、敬意を表する。

  • na

    EUフィルムデイズで鑑賞。 舞台の上の輝いてる役者としての彼らと独房の中の暗い表情の彼ら。一般市民と犯罪に手を染めた人。何がどうやって個の人間を変えるのだろう。 「芸術を知ったとき、監獄は牢獄に変わった。」 この言葉が頭から離れない。

  • Tomo Takita
    Tomo Takita 3 2013年12月3日

    入れ子方式に現実とお話がぐわんぐわん揺さぶりかけてきます。

  • kukucoo

    ただ刑務所の囚人たちがお芝居のおけいこをする様子を延々と見せられるだけである。 特に事件が起きるわけでもないし、暴動や反乱も起きない。 けれども、じっと見続けてしまうのは、彼らの中にあるワサワサしたものが芝居のセリフと共に呼びさまされるのが解るから。 ラストのセリフで、これは彼らにとってこの上ない更生への道だったのだと解る。 http://www.cinemarev.net/article/375193210.html

  • nieve822
    nieve822 2 2013年9月5日

    刑務所の中で囚人達が演じるシェイクスピア。みんな演技が上手く本物の役者みたいだが、ふとした瞬間に『ああ、ここは刑務所で彼らは囚人なんだ』と現実に戻される。もっと自分に知識があれば楽しめたんだろうな。

  • 310310ryo
    310310ryo 1 2013年4月15日

    内容自体は「囚人達がジュリアス~を演る」様子を淡々と描くに過ぎないけれども… エンドロールでやっとこの映画のキモがわかります。芸術は国境を超える、的な普遍的な感想を思わせる不思議な作品でした。先入観をなくせばやっぱり「美」は「美」なんだなと。 ただ1000円に見合った内容だったかというと甚だ疑問なのです。

  • Yuhei_Takizawa
    Yuhei_Takizawa 4 2013年2月19日

    なんだよ、この映画・・・ これが観始めて思った最初の感想。 上司に「これ、ドキュメンタリーでしょ?」と言われて、予告観てドラマやと思っていた自分は、両方が混じった感覚に陥って・・・恐らく制作者の意図にだだハマりしたんだと思った。 本当に囚人なの?っていうくらい演技が上手くて、 まさにローマ帝国が刑務所の中に存在していたと思います。 こんな形の映画は初めて観ました。 面白かったです。 ただ個人的には、もうちょっと囚人達と役柄が被っていく所を見せて欲しかったかも。

  • まりまりん
    まりまりん 0 2013年2月18日

    映画の作りは面白いと思うんです。公式HPのキャストとか見てるとなおさら。ただ自分の知識のなさと好みの問題でうとうと~。ごめんなさい。

  • gohanumai
    gohanumai 0 2013年2月15日

    これもあんまり体調よくなくてうとうととしてしまったのですが…。本物の囚人さんが演じてるそうですが、どこまでが演じていてどこまでが本人なのか段々解らなくなってきて本当に演じてる人そのものになっていってるような不思議な感覚を受けました。古典に弱すぎるのでジュリアス・シーザーについてもうちょっとちゃんと予習していけばよかったなぁと…。

  • tencha27
    tencha27 3 2013年2月6日

    本日三作目に鑑賞したためか、うつらうつらとしてしまった!塀(牢獄)の中で行われる練習風景がシーザーの物語とシンクロして、妙にリアルだった!苦悩に満ちた彼らの表情が演技なのか、後悔なのか、それは、演技者しか知らない。

  • hiroenag
    hiroenag 0 2013年2月2日

    ドキュメンタリー的な感じなのかと思ったら、そういう説明的なナレーションは一切なし。ローマの刑務所の重警備棟で行われる演技実習。今年の演目はシェークスピアの「ジュリアス・シーザー」。配役が決まり、演技にのめり込んでいく犯罪者たちを、刑務所のあちこちからカメラで捉えます。何が彼らをそこまで演技に駆り立てたのか、その辺りがもう少し掘り下げられると面白かったかなと思いますが、そんなのは後付の感想で、見ているときは彼らの熱気が画面を通してこちらまで伝わってくるようでした。決して彼らの演技はうまいというわけではないのですが、それでもここまで追い詰められるブルータスが伝わってくれば、シェークスピアも本望なのではないかと思ったのでした。