
『ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-』のスタッフ・キャスト
『ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-』の感想・評価・ネタバレ
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出稼ぎ労働のため、イタリアの港町でカフェを任せられた中国人女性。慣れない土地で慣れない仕事、はじめは後ろ指をさされながらも、母国に残した息子のため懸命に働き、やがて彼女はそこで出会った父娘ほど歳の離れた漁師と心を通わせていく。 ある海辺の詩人というタイトル、まさに海のさざ波みたいに静かにざわつきを与えてくれる映画でした。 アジア人の出稼ぎ労働だったり、そこら中に蔓延っている人種差別だったり、高齢者とその子ども世代との確執だったり、いろいろな問題提起がはらんでいて、ストーリー的には穏やかで満足だけども、そういった社会問題が頭をよぎるとなんとなく後味の悪さを感じてしまいます 問題提起の映画には必ずあることなんですけどね
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疲れている時に浸りたい世界
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いい話なんですよ、ほんのちょっと運命が違っていたらふたりはいい友人になったはずなのにってせつないようなやるせないような。でもどうにもこうにも地味というか。もう少し色彩に抜け感があればなあと思う。
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