ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-
ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-
IO SONO LI
イタリア・フランス 2013年3月16日上映
rating 4.2 4.2
8 19

『ある海辺の詩人 -小さなヴェニスで-』の感想・評価・ネタバレ

  • Haruka Fukuda
    Haruka Fukuda 3 2014年10月14日

    出稼ぎ労働のため、イタリアの港町でカフェを任せられた中国人女性。慣れない土地で慣れない仕事、はじめは後ろ指をさされながらも、母国に残した息子のため懸命に働き、やがて彼女はそこで出会った父娘ほど歳の離れた漁師と心を通わせていく。 ある海辺の詩人というタイトル、まさに海のさざ波みたいに静かにざわつきを与えてくれる映画でした。 アジア人の出稼ぎ労働だったり、そこら中に蔓延っている人種差別だったり、高齢者とその子ども世代との確執だったり、いろいろな問題提起がはらんでいて、ストーリー的には穏やかで満足だけども、そういった社会問題が頭をよぎるとなんとなく後味の悪さを感じてしまいます 問題提起の映画には必ずあることなんですけどね

  • ikatako

    疲れている時に浸りたい世界

  • laa_laa2316
    laa_laa2316 0 2013年4月14日

    いい話なんですよ、ほんのちょっと運命が違っていたらふたりはいい友人になったはずなのにってせつないようなやるせないような。でもどうにもこうにも地味というか。もう少し色彩に抜け感があればなあと思う。

  • tophelos
    tophelos 0 2013年4月8日

    2013/04/06 シネ・リーブル梅田 イタリアの海辺の町を舞台に、ユーゴスラビアから30年前に移り住んできた老漁師と、ひとり息子を一刻も早く呼び寄せたい中国移民女性との、ひとときの心のふれあいを描いた作品。タイトルにもあるように仲間内から「詩人」と呼ばれる老漁師と、故郷を遠く離れても中国の詩人屈原の祭りを大切にしている主人公は、お互い異邦人という共通点を持ち、二人の距離が縮まるのは自然な成り行きであったが…。舞台となる漁師町の情景はとても美しく描き出され、余分な説明を排した物語は、それ自体がまるで静かな一編の詩のようである。

  • _ryo_o

    映画好きの友達と観に行ったので楽しさ100倍〜! 美しいシーンがいっぱいで,観たあとの会話がはずむ映画.

  • RiN

    中国人労働者、シュン・リーがイタリアの港町キオッジャのBARで働き、街の人々と接しながら過ごす日々を静かに描いた映画。 映画を観て行くと、いつのまにかシュン・リーに恋をしてしまっていた。誰にも頼らず、ひたむきに働く彼女の健気さやたどたどしいイタリア語や少女のような笑顔に。 老いた漁師ベーピが、彼女を喜ばせようとする気持ちに素直に共感ができて、だからこそ、胸が苦しくなるくらいに切なくて。 号泣、という感じではなく、気付いたら泣いていた、みたいな映画。静かに心に迫って来て、なんだか息苦しかった。 満潮の日のシーン、とても好きだな。 映像が静かで美しく、空いたミニシアターがピッタリの映画でした。観に行ってよかった。

  • まりまりん
    まりまりん 0 2013年3月27日

    小さなヴェニスと呼ばれる古き良き漁師町の景色や雰囲気が良かった。