大尾鱸鰻

大尾鱸鰻
台湾
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「大尾鱸鰻」の感想・評価・ネタバレ

  • changpian
    changpian 4 2013年3月26日

     台北・西門町、今日秀泰影城で鑑賞。監督の邱瓈寬はこれが初監督作品だが、台湾の芸能界~映画界で長年裏方として活躍してきた女性で、フェイ・ウォンの楽曲の作詞も手がけたことがある。彼女自身脚本を書いたものの、監督が見つからず、自分で監督することになったものという(北村豊晴監督にも依頼したものの、ライバル旧正月映画との関係で断られた、とのこと)。  一言で言うと、ドタバタコメディ。主に台語を操る芸能人、豬哥亮が一人二役の主役。彼がいないとこの映画は成立しなかっただろうとおもわれるほどのはまり役、おそらく彼を意識して書いた脚本だろう。監督自身、台湾芸能界では毒舌で知られるようだが、ここでの豬哥亮も台語の罵り言葉を連発。またシモネタも満載。馬鹿馬鹿しいが、面白い。  題名は、ヤクザの親分になった豬哥亮が、ヤクザの世界も国際化しなければならないと考えて、David Lomanなる名前を名乗ったことに由来する(その音に漢字を当てたもの)。だが中身は相当に台湾土着の世界である。台湾では南部を中心に大ヒット中だが、台湾内部しか相手にしないような映画でよいのか、という論争も巻き起こしている。  若いカップルとして、郭采潔と楊祐寧が出演。二人はこれに先立つテレビドラマでも共演して、現実においても熱愛が伝えられている。郭采潔は、『台北の朝、僕は恋をする』(一頁台北)や『LOVE』(愛)などヒット先にたてつづけに出演しているが、この映画では珍しく男勝りのツンデレタイプ。  この映画、惜しむらくは、台語が理解できたならもっと楽しめたのに、というところだ(字幕のスピードについていけない瞬間も)。

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