
『八月の濡れた砂』とは
湘南を舞台に、持て余したエネルギーをセックスと暴力に注ぐ「シラケ世代」のひと夏を描く青春映画。監督は『野良猫ロック ワイルド・ジャンボ』(1970年)の藤田敏八がメガホンを取り、脚本は監督の藤田敏八をはじめ大和屋竺と峰尾基三の三人での共同執筆した。撮影は、『女の意地』(1971年)の萩原憲治がそれぞれ担当。そして、ロマンポルノに移行前の日活最後の作品となった。 キャストは、『赤頭巾ちゃん気をつけて』(1970年)の広瀬昌助、『裸の十九歳』(1971年)の村野武範、本作でデビューとなったテレサ野田、『呪いの館 血を吸う眼』(1971年)の藤田みどりらを迎えた。
『八月の濡れた砂』のあらすじ
ある朝の海辺。オートバイを飛ばしていた西本清(広瀬昌助)は、緑色をしたオープンカーから放り出される下着姿の少女を目撃した。彼女・三原早苗(テレサ野田)は不良学生に暴行されたのだ。そして、早苗は全裸になり海で身体を洗うのだった。 清は誰もいない売店に彼女を連れて行き、家から服を持ってきたのだが、すでに彼女の姿は消えていた。それから数日後、早苗の姉・三原真紀(藤田みどり)が清を訪ねてきて、清を暴行犯人だと警察に連れて行こうとした。それに怒った清は真紀を襲おうとするが途中で気が変わる。 その夜、清は高校を中退した親友の野上健一郎(村野武範)と、彼の母・雅子(奈良あけみ)の経営する店で酒を飲んでいた。後日、早苗が清を訪ねてきて、海岸で彼女を犯した例の不良学生たちを見つける。健一郎も加わり、彼らとオープンカー痛めつけそのまま早苗の別荘に行く。やがて、清と早苗、そして健一郎は3人は仲良くなるのだが......。
『八月の濡れた砂』のスタッフ・キャスト
『八月の濡れた砂』の感想・評価・ネタバレ
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ちょっとエロかったところぐらいが見所(笑)
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藤田敏八監督、初見です。湘南で繰り広げられる欲望のまま本能のまま生きる男たちの青春。ファッションや音楽がサイケぽくてツボだった!この前観たしびれくらげ同様、この年代の女性はなんだか強気なしゃべり方ですね、、。テレサ野田さんこのとき14歳って、、。バージンブルースも観てみよ~