
『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』の感想・評価・ネタバレ
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一気に二本の映画を観た感じ。 最初の5分で惹きつけられ、1時間で驚かされ、ラストまでハラハラする。意外性と予定調和と緩急の具合がとても良く出来ている作品。 ライアン・ゴズリングがハマり役で、背中がカッコ良い。タバコが素敵な映画ベストいくつかに入るかも。 他にも色々見どころは多いのだけれど、ハンドカメラで撮っているカーチェイスはドキュメンタリーぽくて新鮮だった。 ただ、邦題で余計なサブタイトル付けないで欲しかった。
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ストーリーの後半にかなり物足りなさを感じてしまったが、いいシーンもあるにはあった ライアンゴズリングのシーンは大体よかった 特にアイスクリームを食べる度に俺のことを思い出してほしいっていうシーンは涙を誘う 話の序盤にこの街はクズだって言われてたのが徐々に明らかになっていくのはハッとさせられる 最後にデインデハーンが運転の説明も聞かずに走り去るシーンは父の血を受け継いでいる感じがしてグッときた
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期待したほどじゃない。 30年前に デニーロ パチーノあたりが演じてたら ってなんとなく考えてた
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人間の感情がリアル。 自分がそれぞれの登場人物の立場ならきっと同じ感情になって、同じ行動をしようと考えるだろうな~と、妙に共感できる映画。人間ってこうだよな、が静かに繊細に表現されてる感じ。
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『プレイス・ビヨンド・ザ・パインズ/宿命』鑑賞。作品が長いけども意味のある長さ。俳優陣が豪華で演技は申し分ない。バッドエンドではないけども決してハッピーエンドでもなく自然で良かった。人生で起こる出来事は全て必然なのかなと思う作品。
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息子役に恋した
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誤解を恐れずに言うと人間は皆、グレーだ。明度100%の純白のようなパーフェクトに無垢な人間もいなければ、明度0%の混じり気の無い闇のような悪人もいない。持って生まれた資質に加え、親,友人,教育,環境などに感化されながら育ち、誰もが正義と悪の狭間のどこかにいて、ちょっとしたことで正義寄りになったり悪の成分が多めになったり、常に両極の間を揺れ動きながら生きる。 物語は大きく3つに分かれている。最初のパートの主人公ルークはストーカーもどきの行動に銀行強盗とやっていることは最低だし間違った手段ばかりではあるが、彼を突き動かしているのは幼い息子への愛情だ。2つめのパートの主人公エイヴリーは正義感溢れる警官。あることをきっかけに内部の不正の片棒を担がされ組織に蔓延する悪事に気付くが、それを暴露する過程を逆に利用して成り上がっていく。2人の人間の全く違った生き様の中にも、やはり善と悪の両方が交錯する。 そして最後のパートは彼らの息子たち。生き方を決めるのはもちろん自分自身だが、親の影響はやはり大きいし、生を受けたときに与えられた個々人の資質というのも少なからずあるのだろう。 この物語は善悪合わせ持つ2人の男と、次の世代への因果を描いたもの。物語の展開(内容)自体は必ずしも『親の因果が子に報い』にはなっていないのだけれど、息子達の人生に少なからず影響する。自分から選ぶことのできない生まれ,親,先天的なもの,そして今に影を落とす過去の出来事。それが宿命。宿命は変えられない。 が、最後、走り去っていく主人公の姿は、変えようのない宿命を受け止めつつも、自分自身の新たな道を歩もうとしているのかなと思わせるものだった。宿命(宿った命)は変えられないが、運命(運ぶ命=自分で動かす)は変えられる。ラストのシーンはそういうことなんだと考えたい。
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ハイスピードとちょっとしたミステリーがうまく合わさり、ドキドキする物語だった 1話の中に詰め込んだストーリーの量がかなり多く感じた
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途中まで面白かったけど 途中からライアンゴズリングが 出なくなってから眠くなった。笑
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ライアンゴズリングがいなくなってからが 面白かった私は。
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この監督は本当にすごい… 嫌な予感をビンビン感じて目が離せない映画だった。特にライアンゴズリングのパートが本当にすごい。学校も殆ど行ってないであろうロクデナシが恐らく初めて全てを捨てて人の為に生きようとする姿に涙涙…それに答えるライアンゴズリングの胆力に感動します。 あんまり言及するとネタバレなんで自重します(笑) ブルーバレンタインもそうですが、これだけ嫌な予感しかしない映画なんですが最後は妙な清々しさがあるんですよね。そこがこの監督の凄いところです。 人生の岐路をとんでもなく丁寧に考え尽くして撮ってると思います。 心がざわざわする映画でした。今後追いかけるべき監督でしょう。
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なかなか面白かったです。ブラッドリー・クーパー売れっ子になりましたね。レイ・リオッタの不気味さも健在!二重三重の筋書きが渋かったです。 2015.2月鑑賞
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長いのにダレる時間帯なし。ダメ親父でも最高にイケてるライアンゴズリング。ダメ親父でも息子は親父に特別な想いを持つものなのか…。そうあって欲しいと思ってしまう自分。
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犯罪は自分だけじゃなく子どもの人生まで台無しにする。 みんなが幸せになれるようなわかりやすいハッピーエンドが大好きな単細胞には合わなかったみたい。
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全く事前情報なしに見たが、なんとも面倒臭い映画だった。 ルークの破滅していく様を描いていくのかと思いきや、物語中盤の始めくらいであっさりと死んでしまう。で、その後の展開があまり面白くなかったな。 犯罪者とはいえ人を殺してしまった刑事の苦悩、さらにそれぞれの息子の話と続いていくが、大体こうなるんだろうなという予想通りになっていくので正直退屈だった。 前半のゴズリングパートはスピード感があり、楽しめただけに残念。
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とても良かった。前半のライアンゴズリングメインの話と後半のデインデハーンのシーンが何とも静かに切なくて良かった。
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リオさま再来の、デハード最高☆内容はふへーってかんじ。
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なかなかやるせない話でした。ルークが元凶だよねーと言っちゃいけないよね…
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デレク・シアンフランス監督。ブルーバレンタインは観る勇気が未だ起きず…先にこちらを。ゴズリングがいつも通りラストまで静かにバイオレンスの限りを尽くす作品だと思っていたのでいい意味で衝撃的な展開でした。三部に分かれていたなんて… 途中まではルークが可哀想でやり切れない気持ちだったのですが、終わってみれば結構感動。ラスト付近の、エヴリンを壇上で見つめるAJのシーン、そして最後のジェイソンのシーンが見終わってからも印象に残ります。
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ゴズリング、今度はバイクスタントマンか…って設定が『ドライヴ』っぽいけど、こっちは『ブルーバレンタイン』の監督。実際のバイクスタントにハラハラする(特に森の中キケン)。そして物語はもう1人の主人公ブラッドリー・クーパー、更にデイン・デ・ハーンくんへとリレーする3部構成。カインとアベルのようなコインの裏表を並列に繋ぐのはやっぱり前作と共通する。女に愛想尽かされるのも。ただ、3つのパートがそれぞれ違うジャンルみたいなのは意図的にしろ、途中からエヴァ・メンデスが放ったらかしで可哀想(義父にも同情)。ゴズリングにもカリスマ性ってほどの魅力感じないし。結局、美味しいのはデハーンだよな。でも森を介した入り口と出口、印象的なショットは良かった。現実にゴズリングとエヴァさんがああなったことで、じゃあデハーンが産まれたの?(違)とますますループ…。
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