砂の女

砂の女

1964年製作 日本 147分 1964年2月15日上映
rating 3.5 3.5
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『砂の女』とは

安部公房による小説の映画化作品。監督は『おとし穴』の勅使河原宏が担当し、脚色は原作者の安部公房が自ら手掛けている。撮影は瀬川浩、音楽は武満徹が担当。出演は岡田英次・岸田今日子・三井弘次ほか。静岡県の千浜砂丘でロケが敢行された。公開時のキャッチコピーは「突然 ある日 仁木順平は失踪した ずりおちた穴の奥深く 激しく開く女がいた」。1964年度キネマ旬報ベストワン作品賞をはじめ、多くの賞を獲得。同時上映は『ああ爆弾』。

『砂の女』のあらすじ

教師である仁木順平は、8月のある日新種の昆虫を採集するため砂丘の村にやってきた。日も暮れ、漁師の老人に部落にある民家に泊るよう勧められる順平だったが、その家は砂丘にできた穴の底にあり、30歳前後と見られる女が一人で住んでいた。村人に地上と繋がる梯子を取り外されてしまい、順平は女と同居することを余儀なくされる。砂の侵蝕を防ぐため、家にいる間はひたすら砂掻きをしなければならない。彼はその労働力として雇われたのであった。 そして、順平は何とかして家から脱出しようとするが、見つかってしまう。脱出を諦めない順平だったが、次第に穴の中での生活にも馴染み、湧水を発見したことをきっかけに脱出することへの渇望もだんだんと薄らいでしまう。

『砂の女』のスタッフ・キャスト

『砂の女』の感想・評価・ネタバレ

  • tmmyon

    二回目の鑑賞。今回見る間に『砂の女』の演劇も見たのだけど、やっぱりこの映画だなと。これはかなり優秀な映画化だと思っています。だって、小説で想い描いていた世界観そのものが映像化されているんだもん。 安部公房作品には岸田今日子はやっぱり外せないですね。美人じゃないとも美人とも言い切れなくて、なんかおどろおどろしいというか。 前回よりも台詞が胸に響いていろいろ考えさせられました。そしてそれは今の私にとってはポジティブなメッセージでした。

  • Kei Miyazato
    Kei Miyazato 4 2014年9月28日

    安部公房原作、勅使河原宏演出、安部作品としては珍しく解りやすいストーリーで原作もスラスラ読める、勿論 その裏に隠された真意を読み解く作業を行うか 何も考えず上部のストーリーだけしか読み取れないかで大きく差が出ます、妖艶って言葉はこの作品の岸田今日子にピッタリ。

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